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お願いごとは、なぁに? ページ41

『仙道さん!』

仙道「ナイスパスAちゃん!」










公園の隅に設置されている

バスケットゴール







俺は、いつものラフな恰好



Aちゃんも

グレー地に白いラインの入ったスウェットで、





2人でバスケを楽しんでいた










仙道「よっと…。笑」

『あっ…、もう!手加減してって言ってるのに!』



仙道「ごめんついつい。笑」

『絶対思ってない!笑』










ドリブルで攻めて来たところを、

わざとカットすれば



ムキになって怒ってきたり、










ドカッ…!!










『、やっぱ仙道さんすごい!!』

仙道「はは!テンション上がってる。笑」



『だって!軽々と出来ちゃうんですよ?…すごいよ…。』

仙道「ふふ……よし、じゃあさAちゃん、」










Aちゃんからリクエストを受け、



ダンクを披露すると

飛び付いてよろこんでくれた







そのリアクションに気を良くした俺は




かかとで3Pラインより少し、

遠目に線を引き




再び彼女の方へ顔を向けた










仙道「これが入ったら、

俺のお願い…1つ叶えて欲しい。」


『………ふふ…Aに、出来ることなら…。//』










その言葉に微笑み、




ラインにつま先を合わせ

1つ 深呼吸をした





そして真っ直ぐ、ゴールを見つめ

入るイメージを膨らませた










仙道「、行くよ。」










“仙道”







ボールを放った瞬間、


試合の緊張感が一気に蘇った







“、仙道!……仙道!”







どれだけ試合に集中していても、

あの歓声だけは耳に届く







ボールは弧を描き、

そして吸い込まれるように





















バシンッ!!





「おいこらっ!!起きんか仙道っ!!!」





仙道「ぅわぁ!?

え、付き合って!……へ、……なに…?」










「……なに言ってんだあいつ…。笑笑」

「付き合ってって…ねぇ、誰に言ったの…!?」










…ぇ、うそ…










仙道「…夢…?」

越野「マジでやべぇぞ、お前。苦笑」





「この間あれだけ扱いたって言うのに、懲りずにお前は…!」










…結局、あのシュートどうなったんだろ…。








Aちゃん何してるかな…






はぁ…



きっと真面目に、

授業受けてるんだろうな…










仙道「越野ぉ…」

越野「、なんだよ…。」



仙道「俺、今日部活行けない…。」

越野「いつもだろっ!!!」

2人の世界が終わるまで→←不憫な先輩 No.1



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作者名:s_m_ | 作成日時:2022年4月13日 1時

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