夕日に染まる、想い人 ページ35
桜木「〜〜〜っ！！
こ、この天才桜木を前に！！
試合中 他のこと考えていたとは…！！！
もう1回だ！もう1回やり直しだぁ！！！」
ギャーギャーと
騒ぎ出した桜木をスルーして、
逸る心を落ち着かせながら、
Aちゃんの前に立った
とうあ「ん〜…らん、どうする？」
らん「え？……あー、うん♪帰ろっか♪」
とうあ「ということで先輩♡
帰り、Aのことお願いしま〜す♡」
『、えっ？うそ……ちょっと待ってよ…！』
仙道「うん、もちろん。
今日はありがとね〜。
………優しいお友達だね？笑」
『………どこが…。』
2人がものすごい勢いで帰って行き、
呆然としているAちゃん
仙道「ゆっくり話せるところ行こ？
うるさいのいるし。」
桜木「、てめぇ！そりゃあ俺のことか！？あぁ！？」
ボカーンッ！！！
赤木「何をしとるか桜木っ！！」
桜木「ゴ、ゴリぃ…！」
赤木「すまんな、仙道…。」
仙道「いやぁ〜全然。」
桜木「、仙道っ！！
貴様は俺が倒すからなぁ！！！」
仙道「あぁ、楽しみにしてるよ。」
………ほんと…
どこまでも面白いやつだ
仙道「はい、逃げない。笑」
『、ちょっ！手っ！//』
仙道「だって逃げようとすんだもん。
さ、行こーか。」
Aちゃんの小さい手を引いて、
校舎内へと足を進めるも
思いつく場所と言えば、
教室か、
部室…
でも、なんだかんだで
人いるんだよなぁ…
…いてもいいけど、2人になりたいし…。
あ、部室ダメだ…
まだ誰かいる…。
…もうあそこしかないか
仙道「はい、到着〜。」
『………え…？』
仙道「歩かせといてごめんね？
ここしか思い付かなかった…。苦笑」
校舎1階をぐるっと歩いた結果、
結局 戻って来てしまった
仙道「ありゃ？誰か片付け忘れたな。」
先程まで激闘が繰り広げられた、
体育館
仙道「よいしょ！」
『へ？、わっ！ちょっ…！//』
転がっていたボールを拾い
ステージの前までドリブルをした
そしてAちゃんの脇に手を伸ばし
そのまま持ち上げ、
ステージ上に座らせた
仙道「お、同じくらいの目線になった！
新鮮だな〜…ね？」
『…………。//』
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作者名：s_m_
| 作成日時：2022年4月13日 1時
