仙道さんは、最強の女に夢中です。 (ページ3)

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✣ ページ3

彦一「、仙道さん聞いてます？」

越野「さっきからボーッとして…どうしたんだよ？」

仙道「……彦一、あの子、知ってる？」

彦一「えっ？……あ、確か佐藤Aさんです。」

佐藤、A……ちゃん…

心の中で何度も反復して呼んだ

忘れないように、

自分に刻み込むように

彦一「さっき入ってきた2人は、

3組のとうあって子と、

5組のらんっていう子で

毎日佐藤さんと一緒にいてます。」

さすが、彦一

いつも持ち歩いているノートを

パラパラと捲り、

佐藤ちゃんの情報を教えてくれた

彦一「見た通りのべっぴんさんで、

どこかミステリアスな雰囲気を持ってはります。

あーでも勉強も運動も、

学年トップクラスですわ！」

仙道「ほぉ……才色兼備ってやつね。」

越野「、お前まさか…！」

仙道「……ん〜堪んないね…。」

越野「(何がだおいっ！！)」

・

とうあ「彦一、まだいたの〜？

1年って先輩より先に、

行った方が良いんじゃない？」

彦一「はっ、ほんまや！すんません失礼します！」

越野「おー、転ぶなよ〜。」

らん「ほらA、うちらも行こ？」

『うん、お腹空いた。』

とうあ「あれ、今日はテンション低めの日？」

らん「人いるからでしょ。笑笑」

・

仙道/越野「「(人呼ばわり…。)」」

慌てて出て行った彦一に続いて、

教室を出ようとする3人組

1番前を歩く…

恐らくとうあちゃんと目が合い

お互いに会釈をし、

続くようにらんちゃんとも

会釈を交わした

・

仙道「ニコッ…ﾋﾗﾋﾗ」

『、……？？ﾍﾟｺｯ』

しかし、

最後の佐藤ちゃんにだけは、

飛び切りの笑顔と、

バイバイをプレゼントした