仙道さんは、最強の女に夢中です。 (ページ18)

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待ちに待った練習試合ページ18

らん「うわ〜、意外と人いるんだね〜。」

とうあ「ねぇねぇA、

さっき仙道くんのプレー楽しみ♡って言ってる子いたよ？ﾆﾔﾆﾔ」

『そりゃ一応エースらしいし、1人ぐらいいるでしょ。』

とうあらん「「(…妬くという概念は無いのか？)」」

ついにこの日が来てしまった。

陵南が勝てば、

ハリネズミ、

ツンツン頭の先輩呼びを卒業し

名前で呼ぶことになる

もちろん1人で来る勇気なんか、

誘われた時から捨ててたので

2人にも

着いてきてもらった

らん「それにしても…もー少し女の子らしい服なかった？」

『ない、ショーパンあったことにビックリしたもん。』

とうあ「ビックシルエットのトレーナーねぇ…

あんた華奢だから似合ってるけど…

もう少しさ？」

『ない、これが限界。』

とうあ「ほら、向かいにいる子とかGジャンだよ？」

らん「髪も結んでるし〜……、湘北の子かな？」

ショートパンツに、

オーバーサイズの白トレーナー、

白のダッドシューズ

…可愛いじゃん。

“女の子らしさ”

“可愛くあれ”

とかそんなものは、

ママのお腹の中に置いてきた

今自分が着たいものを着る。

したいファッションをする。

……もちろん、

憧れがないわけではない

“後には引けない”

そんなところだ

らん「てか、仙道先輩いなくない？」

とうあ「もう始まるよね？」

『(呼んどいて遅刻。

ヤバい、ムカついてきた。)』

とうあ「やばい…先輩、早く来ないとこの子帰る。笑」

らん「先輩らしいというか…。苦笑」

・

ガラガラッ…

仙道「ちわーっす。」

とうあ「、A来たよ！」

らん「ほら立って！前に行く！…仙道先輩〜！♡」

『ちょ、やめてよ…恥ずかしいから…。苦笑』

とうあ「私も！Aいますよ〜！♪」

らん「やってたら楽しくなるから！笑笑」

『なんないよ！笑』

先輩が登場して、

それだけでギャラリーが沸いた

それに乗じてとうあとらんが

私の腕を取り、

まるで操り人形のように

その腕をブンブンと横に振った