✣ ページ16
「7番 マークして！」
「勝ちに行こ！」
「Aちゃん…！」
『ごめん、動けそうにない…。苦笑』
………なんであんなにマークされてんだ…？
いつも…
それこそ本当にネコみたいに、
ボーッとしてる子なのに…。
仙道「お…？……なるほどね〜。」
越野「ありゃ、初心者の動きじゃないな。」
ボールを持った青の3番は、
見るからに自分で決めれる子ではない
しかしパスを出したいAちゃんは、
徹底的にマークされている。
そこで、Aちゃんが動いた
相手がボールに気を取られた、
ほんの一瞬の隙をついた
『3番！！』
「あっ…！！」
本当に…
なんなんだ、あの子…。
綺麗なフォームで、
フリースローサークルから
シュートを放った
仙道「…入った。」
越野「だな。」
スパッ…
「きゃー！！Aちゃん天才！！」
『うわっ！？』
「カッコよすぎるよ！！ほんとに！！」
『ちょ、やめて！髪が！笑笑』
ガシッ
仙道「、……わりぃ…。苦笑」
越野「何混ざろうとしてんだよ、バカか。笑」
仙道「越野のおかげで変態にならずに済んだよ。笑」
越野「そのダチって思われるのはゴメンだしな。」
仙道「…越野、授業戻れよ。」
越野「………わーったよ、じゃな。」
Aちゃんのシュートで、
勢いづくかと思われたが
相手チームも負けてはおらず、
その後 点を返されてしまった
青チームよりも相手チームの方が、
少し身長が高い
その分 体力をマークに回してしまい、
限界寸前のようだ
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作者名：s_m_
| 作成日時：2022年4月13日 1時
