仙道さんは、最強の女に夢中です。 (ページ2)

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出逢いページ2

あの日、

あの時から、

俺はキミに夢中だった

儚げな表情が、

屈託のない笑顔に変わった瞬間

俺は、

キミに堕ちてしまった

・

越野「ったく…お前は目を離したらすぐ消えんだから…。」

仙道「だから悪いって言ってるだろ…？」

越野「い〜や、顔が悪いと思ってない。」

仙道「えぇ…元からこういう顔なんだよ。苦笑」

それは、

ある日の放課後

サボり癖の直らない俺を、

クラスメイトでもある

越野が見つけ出し

練習が行われている

体育館に連行される際に、

教室に面した廊下を、

歩いている時だった

彦一「あー！越野さんに仙道さんやないですか！」

仙道「あ、お前の教室ここだったのか〜。」

元気な関西弁の、

1年生

相田彦一

よく通る声に呼び止められ、

開いていた窓から

教室内を見渡したときだった

仙道「、……！」

窓際の1番後ろの席

そこに座りボーッと

窓の外を見つめる横顔が、

本当に1年なのかと、疑うほど

大人びていて、

儚げで、

何より綺麗だった

越野と彦一が話している声も

届かないほど、

彼女に見惚れていると、

とうあ「お待たせ〜♡♡♡」

らん「3組終わるの遅すぎる…。」

明るく響いた声に、

どこか別の世界から

戻ってきたかのように、

窓から、

ハイテンションの2人組へと視線を移し

『ふはっ…、お疲れ。』

仙道「、…ぉー…｡」

屈託のない笑顔で、

笑った