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♯5 ・・・泳げないってことで休みたい ページ5

「明日は夏休み前に行う、最初で最後のプール授業だ。みんなもう、準備はできてるか?」

HRで先生が私にとって最悪なことを言い出した。

やだいやだ私行きたくない。

そんなことを思っていると、隣の席の鉄が小声で話しかけてきた。

「顔、青いけど」
「あぁぁぁうん・・・・」
「・・・ま、行くしかねーわな」
「そうなんだよねぇ・・・こわいなぁ」

幼いころ、鉄の目の前でおぼれたことがあり、それ以来泳ぐのが怖いし、小学校のプール授業なんてずっとCグループという、泳げない子が属するグループに入っていたものだから、非常に困る。

「ま、授業と言っても、近くのプール貸し切りにして、自由に泳ぐだけだけどな」
「!!!」

神か、貴方が神なのか!先生すごいナイスです!!やった!

「よかったじゃん、A」
「ていうことは、プール入らなくてもいいのかな・・・・?」
「いいんじゃね?見つからなければ」



その日の放課後。

私は掃除当番で、少しみんなより帰る準備が遅くなっていた最中のことだ。

「A〜!!!!!!」

すごい勢いで、昔から仲のいい、真理ちゃんが教室のドアを勢いよくあけて入ってきた。

「明日は!プールですね!かわいい女の子の水着姿が!見れますね!」
「」

言葉も出なかった。
言葉が出なかった。

こ、この子は昔からかわいい女の子が好きで、うん。
まぁ、うん。何とも言えない子ってことにしておこう。悪い子ではないんだよ?けっして。

「いやいや、まぁ自由ですからね、Aちゃんは愛しの鉄君とイチャイチャできるんじゃあないかと、睨んでおるんですがね?どうでしょうねぇ?」
「まりややややややめまりちゃ」
「あはははッ顔真っ赤ぁ。あたしは、遠いところで見守ってるから!せいぜい頑張りな!恋する乙女!」

そういうと、真理ちゃんはまた勢いよく、教室から出て行った。

「もうううううう真理ちゃんもお母さんみたいだよおお」

私はというと、赤面して泣きそうになっていた。

♯6 なんて思ってたら小さな幸せが訪れた。→←♯4 小さいころの二人。



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雨音春雨/闇屋やみや(プロフ) - ライラさん» ありがとうございます・・・!頑張ります! (2014年4月30日 21時) (レス) id: da20add480 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - 面白くてお気に入りに追加しました!更新頑張って下さいね!! (2014年4月30日 1時) (レス) id: 6e982edcd5 (このIDを非表示/違反報告)
雨音春雨/闇屋やみや(プロフ) - RUNAさん» ありがとうございます・・・! (2014年4月4日 12時) (レス) id: da20add480 (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - 鉄くんかっこええ…(*´ω`*) (2014年4月3日 23時) (レス) id: 3778bef9bc (このIDを非表示/違反報告)
春雨(プロフ) - LEDライトさん» わああああああLEDライトさん!!!コメントありがとうございます・・・!!うれしいです!そうですね!お互い頑張りましょう・・・!!頑張ります・・・!!!! (2014年3月9日 8時) (レス) id: da20add480 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春雨 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ayashoka1381  
作成日時:2014年3月1日 23時

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