【SERVAMP】温泉宿の跡取り息子と幼馴染

♯13 夏の日の最後のおもいでづくりのきっかけは ページ13

「お祭り？」
「そうなのじゃ！といってもまぁ吸血鬼がどーのこーのだとか騒がしいらしいからそのパトロールみたいなものなのじゃが」

プール授業があった、あれから一日が立った。

【】さんのことは忘れてはいない。とりあえず今のところ何もないので心の片隅においておくことにする。

「鉄と我が輩で行くのじゃが・・・・Aはどうする？」
「えっ私・・・？も？」

ヒューちゃんが私を誘う心当たりがひとつだけある。

「まぁ・・・・・・・・・・お主とはいろいろと話がしたくてのう」

少し低い声でそう言った。
きっとそうだ、間違いない。あのことだ。そう確信した。

「・・・・・・わかった。私も行く」

そうして、私は近所で行われるお祭りに行って、最悪な自体に巻き込まれるのだった。

＊

「お祭りかぁ・・・・・・・・・・・・Aも行くみたいだし、僕らもちょっと暴れてこようか。ねぇ、シャム？」
「ハッ！若がそうおっしゃるのならばこのシャムロック全力で務めさせていただきます！！！！」
「うーん、そんなにかたくなくてもいいんだけどなぁ」

♯14 夏とイヴと棺桶と→←♯12 にぎやかな家族の中心より愛をこめて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す