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そこでやっと、
自分が裸なんに気付いて、
慌ててシーツを被った。
俺のその中に滑り込んでく。
抱きしめる前に、
Aの方からぎゅうって抱きついてきて、
胸がジンとした。
A、なんも言えへんけど、
ほんまは不安やろな・・・
なるべく早く綾子に会って、
話せなあかんなって、
あれからずっとこのことが引っかかって、
スッキリせえへん。
どう言うたら、綾子に分かってもらえるんやろ。
そんなこと考えてたら、
Aが少しふくれた顔になった。
「オークラ、別なこと考えてる」
俺の手、軽くつねってきた。
「なんも考えてへんて。
月曜、お前とどこに買いもん行こうかなって考えてただけ」
慌てて、ごまかす。
ただでさえ不安にさせてんのに、
これ以上、
心配かけたない。
「ほんとかなあ」
なかなか鋭くて、疑いの目で見てくる。
「ほんまやって。
明日も早いからもう寝よ？」
むぎゅって抱いて、
ちゅっておでこにキス。
ご機嫌は直ってくれたみたい。
「うん。
おやすみなさい」
Aが隣におってくれたら、
不思議と熟睡出来る。
魔法みたいや。
「おやすみ」
こうやって、
温度を分け合って眠るのが当たり前になって。
そんな毎日を重ねていけたらな・・・
こいつと出会えたこと。
お互いを大切に想えること。
全部、奇跡やと思うから・・・
日曜の夜。
Aが来るなってうるさいからさ、
もやもやマックスやねんけど、
フレンチには偵察には行ってない。
そもそも、
一ヶ月待ち当たり前の予約取られへん店やから、
俺が今日いきなり行っても席ないねん。
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十子(プロフ) - 初めまして！いつもドキドキしながら読ませて頂いてます！話の流れがわかり易くて大好きなお話なので、更新をいつも楽しみにしています。そして先程パスワードを打ってみようと思ったら、間違えてこちらに送ってしまいました…失礼をしてしまい、申し訳ありません。 (2017年7月1日 17時) (
レス) id: 627cc1c6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 10時
