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翌日のホテルでの会食には、
なんでか俺のお母さんも来てた。
仕事や思ってたのに、
プライベートやねんやって。
騙されたってすぐに気付いた。
ホテルの中にある料亭で、
座敷の個室になってる。
帰りますって言うんも大人気ないし、
失礼や。
「忠義、はよ座りなさい」
お父さんに席に着くよう促されたけど、
このまま、婚約とかの流れになっていきそうで、怖い。
綾子の隣にはご両親とお兄さんまで座ってはるねん。
ちょうどヤスから電話がかかってきて、
仕事の電話のふりして、とりあえず廊下に出た。
落ち着きたい。
「オークラ、
明日の夜、空いてる？
この前言うてた赤提灯でのおごり、
明後日の火曜にせえへん？」
ヤスの明るい声聞いて、
なんかほっとした。
「うん、ええで。
Aも空いてると思うし」
「良かった。
その前にさあ、出来たらAちゃん抜きで、
話したいねんけど」
ヤスが妙に改まって言う。
「うん。
別にええで。
お前んち、行くわ」
電話を切ったとこで、
襖がすぅって開いて、
着物姿の綾子が出てきた。
ちょうどええ。
綾子にお願いしよう。
「綾子、あのさ・・・」
言いかけた時に先に。
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十子(プロフ) - 初めまして！いつもドキドキしながら読ませて頂いてます！話の流れがわかり易くて大好きなお話なので、更新をいつも楽しみにしています。そして先程パスワードを打ってみようと思ったら、間違えてこちらに送ってしまいました…失礼をしてしまい、申し訳ありません。 (2017年7月1日 17時) (
レス) id: 627cc1c6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 10時
