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俺の子供の頃より、
だいぶ進化はしてるけど、
基本的にはおんなじや。


海斗、喜んでくれるかな。


ちょっとドキドキするわ。


海斗は大好きなエビフライとオムライスにパクついてる。


「ご馳走さま」


お行儀良く、手を合わせたところで、
店内の照明がトーンダウンした。


あらかじめ頼んでたバースデーケーキが、
バースデーソングとともに運ばれてくる。


店内から拍手が起こって・・・


海斗は自分のこととは思いもよらんのか、
きょとんてしてる。


目の前にケーキが運ばれてきて、
初めて目をパチクリさせた。


「海斗、1日早いけど、
誕生日おめでとう」


「3歳、おめでとう!」


みんなに口々に言われて、
自分のお祝いやって気付いたみたい。


目をキラキラさせて、
満面の笑みを浮かべた。


ろうそく3本。


海斗がふぅって吹き消すのを、
篤志さんが必死で携帯で撮影してるねん。


微笑ましい光景。


俺とAにもこんな未来が来るとええな。



プレゼントも大喜びしてくれたし、
旅館の部屋一個一個に露天風呂がついてるって、
海斗は大興奮。


「パパとお風呂入るぅ」


はしゃいでる海斗たちと、
隣同士の部屋やから、
廊下で別れる。




Aと部屋に二人きり。


早くこうなりたかったはずやのに、
なんかちょっとそわそわする。


Aは部屋を見渡して、
いつもよりもはしゃいでる。


「すごい広い綺麗おしゃれ。
二人なのになんで二つもお部屋があるんだろう」


部屋の隅にある座卓に、
薔薇のフラワーアレンジメントが置かれてる。


自分で頼んどいて、
すっかり忘れてた。

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十子(プロフ) - 初めまして!いつもドキドキしながら読ませて頂いてます!話の流れがわかり易くて大好きなお話なので、更新をいつも楽しみにしています。そして先程パスワードを打ってみようと思ったら、間違えてこちらに送ってしまいました…失礼をしてしまい、申し訳ありません。 (2017年7月1日 17時) (レス) id: 627cc1c6e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fool x他1人 | 作成日時:2017年6月20日 10時

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