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俺と一緒の時は、
財布出さんでええ、
後から言うとかな。
「どうしてん。
いっつももっと図々しいやろ」
言うたら、ふくれた。
「図々しいって。ひどい」
「なんでやねん。
ようお菓子ちょうだい言うてるやん」
「お菓子とここのジュエリーじゃ、
値段が何桁も違うじゃん」
つい、お互い声が大きいなってて。
めっちゃ恥ずかしい。
「ええから。
俺があげたいねん。
はよ選ぼ」
Aはシンプルなんが似合うかな。
ああでも、せっかくやし、
誰も持ってないような、
ちょっと個性的なんもええかもやし。
たまにはめっちゃ女らしいのも。
初ジュエリーやもん。
悩むよな。
俺のがウキウキしててさ。
「このブレスがいいかな。
それか、これかな」
Aは明らかに、
一番安いのを選んでるだけ。
「本気で選べや。
俺は・・・これがええ」
花のモチーフなんかな。
それとも星かも。
その間ぐらいのデザインの、
綺麗なダイヤモンドがトップについてる、
プラチナのネックレス。
絶対に似合う。
「こんな可愛いの・・・」
ちょっと迷ってるけど、
気に入ってるんが分かる。
さっきから俺らを遠巻きに見てた、
完璧ないでたちの店員さんが、
すぅって、音もなく近寄ってきて。
「こちらとセットの指輪もございますよ」
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十子(プロフ) - 初めまして！いつもドキドキしながら読ませて頂いてます！話の流れがわかり易くて大好きなお話なので、更新をいつも楽しみにしています。そして先程パスワードを打ってみようと思ったら、間違えてこちらに送ってしまいました…失礼をしてしまい、申し訳ありません。 (2017年7月1日 17時) (
レス) id: 627cc1c6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 10時
