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二人で夕飯を作る事に。
冷蔵庫の中には、
食材がいろいろ入ってる。
「忠義、買い物してくれたの?」
「うん。
偉いやろ?
二度寝をやめてな、
スーパー行ってん」
得意げにしてて可愛い。
昔は上司だったし、
私の方が褒めて欲しくて必死だったのに。
最近、忠義は私に褒めてもらいたいのが、
ちょいちょい分かるんだよね。
可愛いの。
「偉いね。
ゴルフの前に行ったんでしょ」
「ゴルフ言うても、
今日は打ちっ放しな。
前川社長と二人で練習しに行ってただけやから」
本当なのかな。
高坂さんの病院に行ってたのかもって。
でも、優しい嘘だもん。
気付いてないふりしよう。
「ご飯、何する?
昨日、イタリアン食べたから。
今日は和食か中華か」
「エビとイカがあるから、
中華炒めしようかな。
青梗菜もあるし」
「うん、ええな。
めっちゃ美味そう。
卵スープも作ろか」
メニューは決定。
二人でおしゃべりしながら。
野菜を切ってく。
忠義の料理してるとこは、
すごくかっこいい。
いや、いつでもかっこいいわけで。
料理してるとこ限定ではないけど。
「忠義、どうして私が本社にいるって分かったの?」
急に思い出した。
なんでいきなり飛び込んで来たのかなって。
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作者名:fool x他1人 | 作成日時:2017年8月14日 10時