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うわ。そうこられたか。
オークラに合う洋服を買うために見せた、
なんて、口が裂けても言えないじゃん。
「海斗が見たがってたの」
許せ、海斗。
だしに使っちゃって。
「ふうん」
そこで尋問は途切れてホッとした。
「あ、そこの角まででいいよ。
ごめんね。遠回りさせちゃって。
駅までで良かったのに」
そう言ったのに、
オークラが角を曲がる。
「その角曲がって、何軒目？」
ゆっくり徐行する車。
もう二人きりの時間は終わり。
「５軒目。
ありがと・・・」
家の前で車が停まる。
切ない気持ちが加速してく。
また明日も会える。
それなのに・・・
「また明日ね」
車、降りようとして、
ドアに手をかけた時。
「待って」
オークラが、私の手首掴んだから、
心臓が止まるかと思った。
「渡し忘れるとこやった。
はい」
何かと思ったら、動物園のお土産の袋。
中に、しろくまのぬいぐるみが入ってる。
「何これ」
「A、しろくまめっちゃ見てたやろ。
飽きることなく。
好きなんかなって」
珍しくオークラが照れてる。
オークラみたいだから、
思わず見入ってた、
なんて言えない。
「可愛いやろ？」
目を細めた、その笑顔に、
胸がまたきゅって泣いた。
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miho(プロフ) - どのお話も面白くて毎回楽しみにしてます！次が早く読みたいです! (2017年6月10日 10時) (
レス) id: 042562a3bb (このIDを非表示/違反報告)
^o^(プロフ) - 亮ちゃんの方も読ませていただきましたが、すごいお話に引き込まれました！続きが楽しみで楽しみで！更新楽しみに待ってます。 (2017年6月7日 18時) (レス) id: 19303c9d1e (このIDを非表示/違反報告)
クララ - この先がドキドキです♪更新楽しみに待ってます(о´∀`о) (2017年6月3日 3時) (レス) id: c896e42c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年5月30日 15時
