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「えーから」
一言だけで返ってきた。
オークラのくせに優しいじゃん。
ときめいて、
頬が熱くなってきたとこに。
「お前が着てると、
七分袖がマントみたいやな。
ぷっ、ちびやな」
オークラが、含み笑いして言ってくる。
やっぱ、失礼なヤツ。
「別にチビじゃないし」
ごくごく平均的な身長ですけど？
オークラがでかいんじゃん。
「チビは俺や」
ヤスくんが自虐してる。
確かに、ハイヒール履いてると、
ヤスくんのがかろうじて私より高いぐらい。
個性的な服装にばかり気を取られてて、
あんまり気にならなかった。
「それは分かってる。
二人とも小人やな」
笑いながら、
私とヤスくんの頭、
手のひらで押さえてくる。
ムカつくぅ。
でかいと偉いのか、おい。
絵は教科書で見るのと違って、
大迫力だった。
それに、建物の細部に至るまで、
こだわりが散りばめられてて、
ヤスくんのお兄さんてすごい人なんだなって、
改めて思ってたら。
「ここは俺らが大学生の時に出来てな。
兄ちゃんが俺の意見も聞いてくれてん。
ここの吹き抜けのライトとか、
窓のデザインとか、
俺のアイデアやねん」
ヤスくんがさらっと言うから、
ほんとにびっくりした。
「ヤスくんて天才？」
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miho(プロフ) - どのお話も面白くて毎回楽しみにしてます！次が早く読みたいです! (2017年6月10日 10時) (
レス) id: 042562a3bb (このIDを非表示/違反報告)
^o^(プロフ) - 亮ちゃんの方も読ませていただきましたが、すごいお話に引き込まれました！続きが楽しみで楽しみで！更新楽しみに待ってます。 (2017年6月7日 18時) (レス) id: 19303c9d1e (このIDを非表示/違反報告)
クララ - この先がドキドキです♪更新楽しみに待ってます(о´∀`о) (2017年6月3日 3時) (レス) id: c896e42c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年5月30日 15時
