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「眠い・・・」
まだ寝ぼけてるっぽくて、安心したのもつかの間。
「今、俺の悪口言うてたやろ？」
テーブル越しに、ねっとりとした目で見てくる。
怖。
「してへんて」
私の代わりにヤスくんが慌てて言い訳始める。
「来週の月曜な、
うちが手がけた美術館でイベントがあるねん。
その話しとってな。
オークラもけえへん？」
あれ？
私的には、ヤスくんと二人のデートだとばかり思ってた。
がっかりしたような、ほっとしたような。
ま、友達になって、って言われてたわけだし。
今日のこの飲み会で、
私はヤスくんの彼女候補から外されたのかも。
それはそれで、
友達として気楽に付き合うのもいいなあって。
「うん、行くわ」
てっきり行かないって言うと思ってたのに、
オークラは二つ返事でオッケーしてる。
３人で出掛けるのか。
それってどうなんだろ。
休みの日にまで、仕事以外の場所で、
オークラに会える。
勝手に心が踊り出してて、
そんな自分を慌てて否定する。
別な人に目を向けようって、
昨日決めたばっかじゃん。
もう。
しっかりしろ、自分。
お休みの日に、美術館の前で待ち合わせ。
オークラの私服なんて、
社員旅行ぐらいでしか見ないから、
数えるほどしかお目にかかった事がない。
けど、モデル感たっぷりなのは知ってる。
デートじゃないけど、
出来れば、テイストの合う感じが嬉しいじゃん。
社員旅行のオークラのピンボケの写真見せて、
お姉ちゃんに相談して。
服屋の店員があきれるぐらい、
二人でああでもない、こうでもないって悩んで、
決めたわけだけど。
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miho(プロフ) - どのお話も面白くて毎回楽しみにしてます！次が早く読みたいです! (2017年6月10日 10時) (
レス) id: 042562a3bb (このIDを非表示/違反報告)
^o^(プロフ) - 亮ちゃんの方も読ませていただきましたが、すごいお話に引き込まれました！続きが楽しみで楽しみで！更新楽しみに待ってます。 (2017年6月7日 18時) (レス) id: 19303c9d1e (このIDを非表示/違反報告)
クララ - この先がドキドキです♪更新楽しみに待ってます(о´∀`о) (2017年6月3日 3時) (レス) id: c896e42c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年5月30日 15時
