送り迎えは要りません ページ16
▹▸
優吾「まだ高校1年生なんだし彼氏はいなくても大丈夫だよ。それに高校は共学でしょ？」
「うん、星架学院ってとこ」
樹「あー、あそこか。
あそこなら車で送ってけるんじゃない？」
「大丈夫、ひとりで行ける」
今、私が通っている星架学院は家からならまぁまぁ近い
平凡な、ただの私立高校
本当は、小学生の頃から通っていた私立の女子学院で大学生活まで送る予定だったが
さすがに、礼儀のなりすぎてるお嬢様達に囲まれて生活するのが苦しくて辞めてしまった
普通の高校で、普通に生活することに憧れていた私は
車の送り迎えを断り
丁寧な言葉遣いも、挨拶も
全部やめた
学校で私の事情を知ってるのは先生と、ひとりの友達だけ
みんなから気を使われないからすごく楽だ
徒歩での登下校も楽しいし
友達との放課後のおしゃべりも好き
樹「えー、俺、Aちゃん助手席にのせて学校まで送りたいー」
「いや、…え？」
北斗「家変わったなら道も多少変わるだろうし、…最初くらい車で送られて？」
正直その時間を無くしたくないけど
北斗さんの言う通りだしなぁ…
道を間違えたら大変だ
「最初だけなら、、」
北斗「ほんと？じゃあ明日は車ね」
それに北斗さんは優しくて話しやすい人だから、会話が途切れて気まづくなることもなさそう
樹「明日俺送ってく！」
「……」
勢いよく手を上げる樹さんを見て
今までの流れからして北斗さんが送ってってくれる感じだっただろ
と心の中でつっこむ
北斗さんも
じゃあお願い、と言ってるし
バレるとうるさくなりそうだから何も言わずに笑ってることにした
▹▸
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1652人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひめくん - 音さん» コメント、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなってしまったこと、そしてミスが多くて申し訳ございません。全て直せたと思います！本当にありがとうございました！ (2020年5月10日 23時) (
レス) id: cfcabd81f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひめくん - ゆとりさん» コメントありがとうございます！そして返信、遅くなってしまい申し訳ございません。とっても嬉しいです。間違い直しておきました、ありがとうございます！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: cfcabd81f0 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年3月2日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 傷つかない方法のここの台詞 北斗「まだ、あの2年残ってる。 考えれば、○○←名前が助かる方法が見つかるはず」 これ正しくはまだあと2年ではないんでしょうか？ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 変わる心情のここの部分 まだ1ヶも一緒にいない人達なのに 信頼してる これ月が抜けてませんか？ 正しくは1 ヶ月ではないんでしょうか？ (2020年3月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひめくん | 作成日時：2019年6月1日 14時
