ある冬の日 ページ1
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ある冬の日
私は彼に出会った
…
お母様とお父様は
お兄様だけで十分だと言った
私は要らなかった、と
呟いた
大切なもの、全てを詰め込んだキャリーバッグを引き摺り
夜の街を駆ける
今私がいるところは
危ないから、ダメだと言われ続けた場所
確かに
響く雑音に人々の笑い声
成人前の女が独りで歩いていい場所ではない
でも、もう戻れないんだ
あの家に、私の居場所は
存在しない
いや、私という存在が
あの家にはないのかもしれない
冷たい風が、私を包む
腰あたりまである髪が揺れた
カランカラン…と音を立て、ポイ捨てされたお酒の缶は転がっていく
何度音を立てて転がっても
誰も、そんなゴミに目もくれない
「…、
私と一緒」
思わず、口から漏れた言葉
誰にも聞こえず
雑音にまみれて消えていくはずだった
『あんなゴミと
君は一緒じゃないでしょ』
…
このとき、彼と出会わなければ
私はずっと、1人だったかもしれない
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暗い話ではないです()
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ひめくん - 音さん» コメント、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなってしまったこと、そしてミスが多くて申し訳ございません。全て直せたと思います！本当にありがとうございました！ (2020年5月10日 23時) (
レス) id: cfcabd81f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひめくん - ゆとりさん» コメントありがとうございます！そして返信、遅くなってしまい申し訳ございません。とっても嬉しいです。間違い直しておきました、ありがとうございます！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: cfcabd81f0 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年3月2日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 傷つかない方法のここの台詞 北斗「まだ、あの2年残ってる。 考えれば、○○←名前が助かる方法が見つかるはず」 これ正しくはまだあと2年ではないんでしょうか？ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 変わる心情のここの部分 まだ1ヶも一緒にいない人達なのに 信頼してる これ月が抜けてませんか？ 正しくは1 ヶ月ではないんでしょうか？ (2020年3月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひめくん | 作成日時：2019年6月1日 14時
