薔薇が４本 ページ6
叶汰Side
叶「良かった…覚えてくれたんだね、嬉しいよ。毎日毎日考えてんだよ?今日はどんな服装なのか、どんな会話をしたのか、授業中はちゃんと起きてるのか、眠くてウトウトしてるのか…電車通学なら痴漢とかされてないかなとか、A、凄くスゴく可愛くてお人形さんみたいに綺麗だから…告白なんてされてないかなとか凄く心配だったんだよ…?」(ギュッ
やっと会えた。僕の可愛くて愛しい可愛い、カワイイ彼女。
僕が抱きしめても君は拒まないからもっともっと、君をアイシテしまう。そう、『黒薔薇』の花言葉のように。
主「ねぇ、叶汰…」
叶「ん？どーした。」
主「もう一回、もう一回…私だけ愛してほしいの。」
叶「A…本当、に…?僕がAを愛したら君を壊してしまいそうだ。」
主「壊れてもいい。壊れるくらい私も貴方を愛すから。だからっ！叶汰にも壊れるくらい愛してほしい、のっ…」
Aの口からこんな事を聞けるなんて思って無かった…いつも僕からの愛を受け入れるだけだったから。 正直、Aを今すぐにでも閉じ込めて出れないようにしたい。でもそんな事言ったらまた逃げられちゃうから言わないけど…
叶「A…愛してる。死ぬまでずーっと一緒にいよう。死ぬまで僕は君を愛すよ。君の為なら何でもする、法だって犯しても構わない…それくらいAを愛してるから。」
主「叶汰…私も、叶汰が壊れるくらいに愛す、だから…だから私の傍から居なくならないで、ね？私も貴方の傍から離れないから…」
あんな事があったからきっとAは僕を離れるだろうなんてそんなの想定内、僕の傍から黙って離れてくのも…ここの学校って事も実は知ってた。Aの為に色々やった。そんな事知ったら君は僕の傍から離れるだろ?だからあえて知らないふり。
正直ここまでAが言ってくれるとは思わなかった…でもどこかで自信で満ち溢れてた部分もあった。…またAが僕の事を愛してくれるって。僕しか見えてないって。
叶「本当に離れない…?ずーっと僕と一緒にいてくれるの？」
主「いる、ずっと叶汰の傍にいる。」
叶「ならよかった。ねぇ、A…?」
すっと愛しい君の頬へ手を添える。
主「ん？」
叶「A、僕は君を壊したいほど愛してる。愛してるなんかじゃ足りないほど…だからずーっと僕の傍に居て…?愛してるよ。」
そっと優しくAの唇にキスをおとした…
狂おしいほど愛してあげる。
離さないからね?愛しい愛しい僕のお姫様…
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作者名：ヤンデレ魂 | 作成日時：2017年12月5日 8時
