一輪の黒薔薇を。~歪んだ愛?いいえ、永遠の愛~ (ページ3)

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薔薇が1本ページ3

ゆ「Aおはよ。」

主「ゆり、おはよ。もう春だね。」

ゆ「そうね、Aずっと桜の木なんて眺めてどうしたの？」

主「え、あーいや、何でもないよ。ただクラスの子達と馴染めるかなーって」

ゆ「ふーん、なんか珍し」

主「そう？そんな事無いと思うけど…」

まぁー確かに珍しいのかもしれない。別にクラスの子達と仲良くなろーが悪くなろーが私にはゆりが居ればそれでいい。

ゆりが居なくなったら…私の終わりだから。
それくらいゆりが大切だから。。。

ゆ「そーいえば今日部活無いって、どうすんの？」

主「んーどうしよう、別に撮りたいもの無いし…」

ゆ「そっか、私は暇だし運動部でも撮ってくるよ」

主「分かった。いい写真撮れたら見せてね？」

ゆ「りょーかい。やっぱ1年生は新鮮だね。まだ制服き崩さないし…誰かさんと違って」

主「私を見るな…」

まぁゆりの言う通り1年の中頃でスカート折って短くしたり、ネクタイ緩めて第一ボタンまで開けてだけどさ…
楽だしいいじゃんか…そこそこ頭いい学校なんだし。
最初のうちは先生に凄い注意されたけど。

ゆ「それよりさっきから男子からの目線凄いわね、Aは。」

主「んなわけないよ。私じゃなくてゆりの事見てんのよ。あんた、見た目だけは凄い清楚に見えるから。」(クスッ

ゆ「ちょっと、見た目だけってどーゆう事よ、内面も清楚だわ」(バシｯ

主「いたっ、そーゆうところが清楚じゃ無い。おまけに毒舌だし…」

?「あ、あのっ!!東雲先輩と、白木先輩ですか！？」

ゆ「え、あーうん、何?私たちになんか用?」

主「ちょ、ゆり口調怖いから」

?「いやいや、大丈夫です!!そーいえば自己紹介まだでしたね笑
東堂ひなって言います!!よろしくお願いします!!」

主「ひなちゃん…ね、よろしく。東雲 A」

ゆ「Aと同じクラスの白木ゆりね。よろしく。」

ひ「A先輩!ゆり先輩!よろしくお願いします!!」

ゆ「もう鐘がなりそうだから早く行くわよ。」

東堂ひな…なんかどっかで聞いたことある名前…
もしそうだとしても、あの頃とはとても雰囲気が変わってるし、髪の毛の色も。
あんまし気にしなくてもいいのかもしれない。もしかしたらゆりもなんか考えてそうな気がする。