四話 ページ5
『今日もご馳走様でした〜！』
昂「お粗末様でした。綺麗に完食したな」
『お腹減ってたんで〜。あ、洗い物はしますから、テレビでも見てて下さい！』
先輩の手の中から食器を取って、水につける。
テレビの音が聞こえた。今日はバラエティ番組で面白そうなのがあったはず。
先輩と一緒に見れるかなー。
『昂輝先輩、今日は何時までいます？』
昂「今日は…そうだな。20時に衛が帰ってくるから、19時半ぐらいまでだ」
『また寮に帰っても夕飯作るんですよね？大変だ〜』
先輩は私の元まで来て、皿洗いを手伝い始めた。
これぐらいいいのに…。
昂「俺はお前のために作るのも、三人のために作るのも楽しい」
『好き…』
昂「A、あとは食洗機でいいか？」
『あぁ、はい。結局手伝ってもらっちゃって…』
昂輝先輩は私の頭を撫でる。
頭は撫でれるのに、手は繋げないのか。
昂「好きでやってるからな。…それにしても髪サラサラだな…」
『え、そんなに驚きます？毎日きちんと手入れしてますからね〜！』
目を少し見開いて、髪を触る先輩。
てか先輩の髪もキラキラのサラサラですよ。
床に座って、テレビのチャンネルを変えた。(ちなみに私はそんなに金持ってるわけじゃないため椅子は無い。食事のときも床に座ってる。)
ちょうど番組がはじまったところで、司会の人が元気よく番組の説明をしている。
『先輩、この人に会ったことあります？』
昂「あぁ」
『先輩、バラエティ番組とか見ますか？』
昂「あぁ」
『先輩』
昂「あぁ」
いやなにも言ってない。
先輩、本格的に聞いてないな〜と思い横を見ると、一心に私の髪をいじる先輩がいた。
昂「動くな」
『すいません！！』
私は黙ってテレビを見る。
先輩が至近距離にいるからか内容が全く頭に入ってこない。
昂「出来た。可愛い」
『えっ、あ、ありがとうございます？』
先輩は私の髪を嬉しそうに見ている。
どうなってるんだろう。
『あ、先輩、もう時間じゃないですか？』
昂「早いな。そろそろ帰るか」
先輩が帰った後、鏡を見た。
左側が編み込みされていて、これをちまちまやっていたのかと思うとなんだか先輩が可愛く思えてくる。
すごいな、先輩に今度やり方教えてもらおう。
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猫月-ﾈｺﾂｷ-(プロフ) - とてもいい話でした！毎回思いますが、話もいいですが裏設定も凄く良いですね！！これからも頑張ってください！ (2018年9月10日 23時) (
レス) id: e584b4d054 (このIDを非表示/違反報告)
猫月-ﾈｺﾂｷ-(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります (2018年8月16日 22時) (レス) id: e584b4d054 (このIDを非表示/違反報告)
宍戸(プロフ) - 猫月-ﾈｺﾂｷ-さん» 昂輝くんのSはいいですよね！短編集見ました！更新待ってます^^* (2018年8月16日 15時) (レス) id: 3d8cd24796 (このIDを非表示/違反報告)
猫月-ﾈｺﾂｷ-(プロフ) - コウくんがS に……！そうだ、短編集を作って見ました！宍戸様、また見てくださいね！ (2018年8月16日 14時) (レス) id: e584b4d054 (このIDを非表示/違反報告)
猫月-ﾈｺﾂｷ-(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしててくださいね♪ (2018年8月15日 17時) (レス) id: e584b4d054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宍戸 | 作成日時：2018年8月10日 18時
