【ツキプロ】私の人生、私の居場所。-2- (ページ4)

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HBD 七瀬望さん！ 3 ページ4

『望さん？あの…』

望「あ…、あー！走ったから暑いなー！」

『あ、そ、そう…ですか？もう出ます？』

望「いやいやいや！バレたらあれだし、どうせだから撮ろう！これ！」

出ようとすると望さんから必死の形相で引き止められた。ね？ね？と言われれば断ることもできないし、大体これはプレゼントの一貫としてだ。
お金を入れて人数選択。背景を選んで……こういうの久しぶり。あんまり撮らないし。
「次は〇〇のポーズだよ♪」と言われるがままにパシャパシャ撮られる。

アップと全身のを選んだので、少しだけ後ろに下がろうとするとズルッと足を滑らせてしまった。わっ！とあまり可愛くはない声をあげてしまったがそのまま倒れることはなかった。望さんが咄嗟に支えてくださったからだ。
意外にも力強くて、思わずときめいてしまった。

望「けっ、怪我は！？」

『無い…です』

《撮るよ～？いち、にぃ、さん♪パシャッ！》

「『え』」

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色々ハプニングはあったものの、とても楽しい一日だった。
これがプレゼントだけど、望さんは満足してくれたのだろうか。

『望さん、本当にこれでよかったんですか？』

望「え？なんで？」

『いえ、あの…色々あったので、本当に楽しんでいただけたのかと』

望「色々あったのも楽しかったし、俺的には大大大満足～！」

ニコニコ笑顔で言ってくれて、ほっとした。
寮を出たばかりの時は太陽が真上にあったのに、もう沈んで、夜が近づいている。
寮の前にはSOARAの皆さんがいて、空さんがこっちに向かって走り出そうとしたところを宗司さんが取っ捕まえていたのが見える。

空「離せよ、ソウ～！！」

宗司「まだ望がAを独占してる時間だろ」

空「悔しいー！！」

守人「空、近所迷惑だから…ね？」

望「空うるさいよ～！」

空「ゆっくり歩いてないで走ってこい望！ダッシュだ！」

望「はーい！…A、俺はAと二人きりになれるってだけで最高のプレゼントだった！ありがとう！！」

望さんは私の方を向いてそう言うと、空さん達の方へ走り出した。
その姿は青春を駆け抜ける望さんらしいな。と、私はこっそり微笑んだ。

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望くん、お誕生日おめでとう。
カリスマベーシストになれるよう応援してます。

そして大大大遅刻、本当にすいません。色々あったんです…。