☆nk ページ34
彼氏がとあることに夢中で困っています。
『なかむ〜』
nk「ごめん、今ライスの世話してる」
彼女の家に来ているというのにこの男、なかむはかれこれ1時間私をほったらかしにしている。
彼女よりも、ゲーム内の女の子の方が大事なのだ。
『なかむさん、そろそろ怒りますよ？』
nk「ん〜…」
『…知らないよ』
nk「ん〜、あっ、ライス！」
うるさい彼を置いて、私は家を飛び出した。
『っていうことがあって…』
br「うわぁ…なかむそれはないわ〜w」
そして今は共通の友人であるぶるーくの家に滞在している。
最近一人暮らしを始めた彼のために、居候のお礼として手料理を振舞っているところだ。
br「僕ならそんなことしないのにな〜」
『え、ほんと？』
彼にそう聞き返してみると
br「当たり前じゃん〜…」
笑顔でそう言い返してくれる。
おだやかな性格の彼は本当に優しいと思う。
なかむとは違うな…なんて思ってしまった。
"ありがとう"と言葉を返せば、優しく頭を撫でてくれた。
『なかむ嫌い…』
拗ねながらそう言うと、彼はいつも困った表情で
br「なかむはAのこと好きなんだから、ちゃんと気持ちに向き合ってあげて？」
と言う。
彼氏がしていることでイラッとしてしまうことがたくさんあるなんてわかっている。
だけど、彼氏には甘えたい。優しくされたい。
ぶるーくにそう愚痴ると彼は更に困った顔になる。
そんな顔をさせたくなかったのにな…
『ぶるーく、ごめんね』
br「なんで謝るの〜w」
『だって……』
br「ねぇA、帰る準備して」
ぶるーくが突然言った。
『え、なんで』
br「彼氏が迎えにきてる」
彼はそう言うと上着を玄関から取ってきて、私に着せてくれた。
『…帰りたくない』
br「とりあえず、話だけ…しておいで？それで嫌だったらまた戻っておいで」
『ありがとう、ぶるーく』
br「いえいえ〜」
玄関でぶるーくとお別れをして外に出ると、号泣した後が垣間見えるなかむが立っていた。
nk「A…！」
何か言葉をかける前に、彼の温もりに包まれた。
nk「ごめん、俺…ほんとに…」
『いいよ』
ひどく反省している彼の姿を見てしまったら、もう怒ることなんてできない。
『お家デートの続きしよっか』
そっとなかむに手を伸ばせば、ぎこちなく指を絡めてくれる彼。
彼の顔は雨上がりの晴天のような笑顔になっていた。
ｰｰｰｰｰｰｰ
4月頃に書いたものを出し損ねてたので...
終わり
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夢見ねむ(プロフ) - 一番くじできる環境もお金も無い（・ω・)このご時世余計に出来ない(´･ω･`) (2020年12月25日 21時) (
レス) id: 27ded77eba (このIDを非表示/違反報告)
瀬為波満。(プロフ) - 夢見ねむさん» 一番くじって当たらないイメージなんで、強すぎですよね〜 くじ運分けて欲しい() (2020年12月20日 23時) (レス) id: 7ef7260115 (このIDを非表示/違反報告)
夢見ねむ - 学校にWT知ってる人がいないからこんな話全然出来なくてつい……ってかShaさんカービィの一番くじのくじ運良すぎる！あとツイッター見ると、結構な量のカービィグッズが。我が推しは一体いくらカービィに貢いだのだろうか。 (2020年12月13日 8時) (レス) id: 27ded77eba (このIDを非表示/違反報告)
瀬為波満。(プロフ) - 夢見ねむさん» コメントありがとうございます♪shkさんの「夜に駆けるをひいてみた」の動画をみて思いついた作品で…。結構自己満足のだったのですが、共感してくださる方がいて嬉しいです！ 波満 (2020年12月12日 11時) (レス) id: 7ef7260115 (このIDを非表示/違反報告)
夢見ねむ - ！？私と全く同じ感想を持っている方がいた！なんであんなに腕色っぽいの？なんであんなに腕白いの？私はワイテルズに出会ってから腕フェチになったようです……… (2020年12月7日 15時) (レス) id: 27ded77eba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬為波満。 | 作成日時：2020年11月29日 17時
