もう一人の生け贄

エピソード24 ページ26

レイジさんが仲裁してくれたおかげで噛まれずにすんだのはよかったんですが…

途中でカンカンに怒ってるカナト君とすれ違った。


カナト「僕のお菓子を食べたのは君ですか？」

貴女「は？お菓子？」

カナト「大事にとっておいた僕のお気に入りの甘いプリン！楽しみに冷蔵庫に置いておいたのに！なくなってたんですよ！」


なぁに！？

誰だ！可愛い可愛いカナト君のお菓子食べた不届きものは！！

って、そんなことより今は彼の機嫌を直さないと！


貴女「…また、作ればいいんじゃない？ほら、ユイちゃんに頼むとか？」

カナト「僕は今すぐに食べたいんです！！誰がやったかは知りませんが、絶対に許さないっ！」


食い物の恨みは恐ろしいとはまさにこの事だね…

まぁ、気持ちは分からなくもないが…


貴女「私は食べてないし…ユイちゃんもそんなことするとは思えん…アヤト君はさっきまでたこ焼き食べてたし、レイジさんはんー、ないな…」

カナト「アヤトがたこ焼きを食べていたことは知っています。彼女とレイジがそんなことするとは思えないと言う点については僕も賛成です。

じゃあ、他はスバルとライト。そしてシュウです。」


一番怪しそうなのはライトっすね…

って、いつの間にか謎解きショーになってる…


カナト「君、シュウに聞いてきてくれませんか？「え？」あいつが犯人なら、僕に直ぐ様に報告しに来てください。」

貴女「何でシュウさんだけ？」

カナト「僕が他の二人に聞いてきます。君はシュウの隣の部屋なんですから、手間が省けるでしょ？」


まぁ、そうだが…

あの人、苦手なんだよな…

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