Night (ページ43)

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(名前)side ページ43

あの1夜から3日後、私はいつものカフェにいった。

あそこに北人さんがいた事なんて、とっくに忘れていた。

別にバレないっしょ。大丈夫、昼の時にはオーラとか全部隠してるし。

そう思い、バレないことを願いながら店に入る。

『こんにちはー。って、あれ？』

北人さんが、いない。

その代わりに、1人、茶色と金髪が混じった髪をカッコよくセットアップしてる男の人が立っていた。

見るからにかなりのイケメン。

この人もGENERATIONSに入ったらヤバいわ。

てか、ここの店員顔面偏差値高すぎでしょ。

でもあの人どっかで見たことあるような、、

色んなことを考えながら、キョロキョロしてると

その男の人が近づいてきた。

？「こんにちは。」

『あ、こ、こんにちは。』

うわ、、めっちゃ顔綺麗。

？「何かお探しのものでも？」

『あ、、えと、北人さんって人、探してるんですけど。』

？「あー笑北人さんならもうすぐ帰ってきますよ。もしかして、君がAちゃん？」

え、、、なんで私の事、、、

？「あ、驚かせてごめんなさい。北人さんから色々話聞いてるんで。」

『あ、なるほど、』

？「いつも買われてるのってコレですよね？」

そう言って袋を差し出された。

中にはいつも買ってるマカロンとクッキー、

あとは、見たことの無いカップケーキが入ってた。

『ん、、？これ、、』

？「あ、これ、僕が作ったんです。良かったら食べて貰えませんか？」

少し照れくさそうに言った。

『はい！いただきます！！』

そう言って、カップケーキを取りだした。

多分、さっき焼いたのだろう。甘い匂いとほんのり暖かい感触がした。

1口食べると、すごく優しい味が口の中にひろがった。

『っ！？すごいっ、これ本当に美味しいです！！』

？「ほんとですか！？良かったです笑喜んでいただけて。」

北「なーに2人でイチャついてんの？」

『っ！北人さん』

？「いちゃついてませんよ笑」

北「ホントかー？見るからにラブラブしてるように見えましたけどー？？」

？「北人さんうるさいです笑」

北「まあ、それはいいとして、樹さ、良かったら焼けたカップケーキオレにも出してくんない？」

樹「あ、全然いいですよ。とってきますね。」

あの人、樹って名前なんだ。

北「あいつの名前、樹って言うんだ。仲良くしてやって。」

『あ、はい。』

それからしばらく雑談して、店を出た。

樹「やっぱり北人さんの言った通りの人ですね」

北「ふっ笑可愛いでしょ？」