Night (ページ39)

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変わり果てた姿 3 ページ39

Aside

壱「あ、、らん？」

亜「Aになんの用？」

私を守るかのように肩に腕をまわし、ビックリするくらい冷たい目で壱馬を睨みつける亜嵐。

今までみたこともない煌びやかな格好だった。

この国はオレの。

そう言ってるみたい。

(亜嵐くんの格好は、貴族降臨のドリーの格好です)

壱「っ、、」

呆気に取られたかのように目を見開いて硬直する壱馬

するとまた後ろから誰かがきた。

玲「Aのお知り合いですかー？」

玲於も、壱馬から私を奪うかのように肩に手をかける

壱「Aっ、、、どしたん、、」

私はその言葉にカチンときた

『どうした笑笑、、ははっ笑どうしたも何も、あの時私をボロボロにしたのはどこの誰だっけ笑？』

『別に私がどーしようとアンタに関係ないでしょ。愛しい愛しい菜月ちゃんがいるもんねー笑？』

壱「っ、、、アイツとはもう終わった。オレが全部悪かった。ホンマに悪かった。ごめんな。あんな一生懸命オレのこと支えてくれてたのに、ホンマに、、ごめん。」

そう言いながら、壱馬は私の頬に手を伸ばした。

でもその手は阻まれた。

玲於によって。

ふと何かの気配を感じて後ろを振り返った。

目線の先には何倍もの輝きを放つ大きなランボルギーニが。

確かあれは、世界一高級なタイプだ。

すると前席の窓が開いた。

涼「迎えに来たよ。A」

そう告げて涼太は車を降りた。

後ろの席からも、

隼「Aー！！」

残りのメンバーの龍友、隼、裕太、メンディー、涼太

が降りてきた。

『みんな、、』

いつもとは違う、特別な格好でみんなドレスアップしてた。

いつもよりカッコ良くなってて、何より

只者じゃないオーラを放っていた。

龍「あれ笑お取り込み中か？」

亜「まあ、な。」

涼「見れば分かると思うけど、買えたで。この車。」

玲「何円で？」

涼「1億。まあまあの値段やったわ笑」

裕「まあ別に買おうと思えば買える値段やけど笑」

龍「で、お前、オレらの妹になんの用なん？」

そう言って、獲物を捕らえたような目で壱馬を見つめる龍友。

裕「用事すんだんなら、さっさと返してもらおか。オレらの大事な妹。」

隼「どういう経緯でこうなったか知らないけどさ、すっごいイライラするんだけど。オレたちとAの時間割くの、やめてもらえる？」

みんな、私と話してる相手が誰なのか分かってるのだろう。

全員、怒りや嫉妬に溢れた表情をしていた