変わり果てた姿 2 ページ38
壱「おぼえ、、てる?」
あまりにも変わり果てた姿に頭が追いつかなかった
『フッ笑、、誰って言ってんの、わかんない?』
低い声でそう続けるA。
壱「A、、ホンマにオレのこと覚えてないん?壱馬。オレ、川村壱馬。」
『あー、、笑、アンタのことは覚えてないけどさ、昔、ここで思い切り裏切られた上に顔殴られたことあったなぁ笑』
壱「っ、、、」
やっぱりAだ。
信じたくなかった。怖かった。
壱「ごめん!」
オレはAに向かって頭を下げた。多分周りから見たらヤバい奴。
それでもいい。周りからどんな目で見られようと、
オレはAに対してとんでもない罪を犯した。
『あのさ、迷惑なんだけど笑なに急に。』
頭を上げてみると、ゴミを見るような目でこちらを見下ろすAが目に映った。
壱「Aなんやろ?半年前、ここでお前の事裏切って、Aの大事な顔傷つけた。その最低最悪の男がおれや。覚えてるやろ?」
「ホンマに悪かった。あの時は。オレがクズやった。オレが愚かすぎた。ホンマにごめんなさい。でも、オレにはどうしてもAが必要なんや。頼む、もう一度でいい。やり直して欲しい。今まで経験したことないくらい幸せにする自信がある。もう絶対悲しい思いはさせん。やからっ、、、戻ってきてや。」
なあ、A。
そう言ってAの腕をつかもうとした、その瞬間、
パンッという乾いた音が響いた。
今、オレは掴もうとした手を弾き飛ばされたんだ
ふとみると、隣には男の人がたっていた。
周りの人とは明らかにオーラが違う、
まるで、全てを手にした王のような。
そんなオーラだった。
そいつはAの肩に腕をまわしこう言った。
?「"オレら" のAに何か用でも?」
『亜嵐、、、』
Aは、心底安心したような、嬉しそうな表情をした。
前、オレだけに見せてくれてた顔だった。
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作者名:はるのすけ | 作成日時:2020年9月29日 18時