Night (ページ15)

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崩れた私ページ15

男「お、おい、、何する気だよ。」

ザワつく周囲の声など一切聞こえなかった。

遂に男は、足を滑らせ仰向けにコケた。

私は男を壁へ追いやった。

男「な、なんなんだよ、、」

私は容赦なく男の頭上にあるテーブルの角に目がけて

かけられたシャンパンの空のボトルを振り下ろした

ガッシャーーーーーン！！！

きゃぁぁぁぁぁぁぁあっ！！

周囲からの悲鳴と、ガラスが勢いよく砕け散る音がホール中に鳴り響いた。

破片が散って、男は血まみれになっており、私も手にガラスの破片が散って、いつの間にか手は血だらけだった。

でも痛さは微塵も感じなかった。

服には男からの飛び血が沢山ついていた。

『ﾁｯ、汚ねぇ。せっかくのスーツが汚れちまったじゃねぇかよ。』

男は痛さに耐えながらも震えていた。

男「す、すまなかった、、すまなかったからっ、、これ以上はっ！！！」

『フッ笑あっはは！！え？何？やられたら命乞いするんだ？だっさ。クソみてぇな男だな。』

そう言いながら男の髪の毛を鷲掴みにした。

男「ヒッ、、ご、ごめんなさいごめんなさい。」

『次、同じことしたら、、』

殺すよ？？

そう言った瞬間、誰かが私の手を止め、

男から引き剥がした。

？「そこまでや。A。」

その男の人を見た瞬間、周囲がザワついた

「あ、あれって、GENERATIONSの、龍友さんだよね、、」

「やっぱそうだよね。」「やばくない？」

？「いくぞ。」

そう言い、私の手を引っ張り、奥まで連れ込んだ。

『あの、、』

龍「ケガ、大丈夫か？？」

『あ、』

ようやく気づいた。

自分が何をしたのかを。

龍「こっちきぃや。手当したるから」

そう言って優しい手つきで手当をしてくれた。

龍「名前いうん忘れてたわ。俺の名前は龍友。よろしくな。」

後ろを見ると、他のメンバー全員が集まってた。

亜「そーゆーことか。」

玲「中々のやつだな。」

涼「、、、、。」

龍「A、お前は、、、何者なんや？」

『え、、』

ここにいる全員が龍友さんと同じ目をしていた

最初の、冷たくて、軽蔑するような目とはちがって、

何かを認めたかのような。何かを疑うような。

少し優しさのにじむ、

色んな感情が混ざった目をしていた。