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今までの私2 ページ2

『壱馬、最近疲れてない?大丈夫?』

そう言っても何も返答なし。

『ねえ、、』

肩を揺すった。その時


「さっきから何なん?」

ビックリする程冷たい視線が向けられた。


『最近、なんかあった?』

「別に」

『そう。じゃあ、聞くけどさ、何で私にそんなに冷たいの?私、なんか気に食わないことした?』

「別に」

『別に。とか言うけどさ、前まで凄く仲良かったじゃん。普通にご飯とか一緒に食べたりしてたよね?』

『私の事、、嫌いになった?』

こんな事を言っても視線はスマホ。

『ねえ、、』

「ッチ、るっせぇな。さっきからなんなん?ウザイんやけど。私の事嫌いになった?とかさ、そういうのいちいち聞いてくるん辞めてくれん?めっちゃストレス溜まるし重い。」


『じゃあ、なんなの?なんでそんなに偉そうな態度するの?私だって家事とか料理とか凄く頑張ってる。壱馬までには至らないかもしれないけど、でも支えてあげたいの。大好きだから。』

「は?今なんつった?偉そうな態度?、、ふざけんなてめぇ。こっち死ぬ程働いてやってんの。誰が金入れてると思ってんの?それでお前はオレが働いてきた金で自由に色んなもん買ってさ、家でぼーっとしてんだろ?」

『何その言い方、、私だって』

「私だって、何?お前なんか取り柄あんの?別に好きなことも得意なこともねぇたかが普通の女だろ」

さすがに傷ついた。

私だってあんな言い方されても毎日壱馬の好きな食べ物作ってんのに。

『そんなこと思ってたんだ。じゃあ壱馬は自分で料理とか家事とかできるわけ?』

「できるわそんくらい笑笑どれだけナメてんの?」

『ねえ、本当にどうしたの?前まであんなに好きって言ってくれたじゃん。』

「気色悪。お前そんな女だっけ?え、何、壱馬がいないと生きていけない。みたいな?オレそういう女この世で1番嫌いやわ。」

『え、、、』

「てかそこどいてくれん?今から遊びに行ってくるわ」

『ちょっと待ってよ。まだ話終わってないじゃん!』

「そんなに不満があるなら出てけ」

『え、』

「え、じゃねぇよ。出てけっつってんの。」



「出てけや!!」


最後に私がやっと見れた壱馬の目は、

とても冷たい目だった。


乱暴にドアを閉めて出ていった壱馬。


なんで?どうして?

あれだけ好きって言ってくれたじゃん。

愛してくれたじゃん。


私だけ、だったんだ。こんなに好きだったの。

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作者名:はるのすけ | 作成日時:2020年9月29日 18時

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