Red eyes girl

落し物 ページ14

Aside

？「あ！ちょっとまってー！！！」

『えっと、、』

名前が思いつかない。まずい。

？「スマホ忘れてたよ！！」

『あっ、ありがとうございます。』

？「こんなこと聞くのも何だけどさ、、涼太さんとなんかあったの？大丈夫？」

『えっ、あっ、、大丈夫、、なのかな。』

？「！？大丈夫？泣いてる、、、」

気づいたら泣いてた。たったこれだけのことで泣くなんて、情けない。

『え？あ、いや、別に。』

？「俺でよかったら、相談のるよ？」

『でも、今はリハーサル中ですよね。戻らなくて大丈夫なんですか？』

？「実はちょっと、、GENERATIONS内で喧嘩が始まって、しばらく休憩なんだ。」

『そ、そうなんですね。あ、あのごめんなさい。名前、お聞きしても、、？』

？「あぁ笑全然構わないよ。オレ、吉野北人って言います。よろしくね。」

『よろしくお願いします。』

北「あ、相談しなくても大丈夫？」

この人なら、何とかしてくれるかもしれない。

『いいですか？』

北「いいよいいよ全然！！」

『ありがとうございます。』

私たちは休憩所に行った。

北「何があったの？」

『私、3年A組って言うドラマ出てて、』

北「ああ！！見たよ見たよ！！凄かったよあの演技
！RAMPAGE内でも結構話題になった笑」

『今まで優しかったのに、なんか分からないけど片寄さん急に冷たくなって、それで今に至ります。』

北「俺が思うに、それは嫉妬だと思う」

『嫉妬？』

北「うん。嫉妬。実はあの放送をきっかけにさ、Twitterで色んな言い合いが始まってさ、Aちゃんが演技力凄いっていう話題と同時に、片寄さんが相当叩かれてたんだ。」

『え！？なんで』

北「これ、絶対言わないでね。」

そう言って人差し指を自分の口元に持っていってそう囁いた吉野さん。

北「正直オレは、片寄さんを尊敬してない。」

『そっ、それはどういう、、』

北「RAMPAGE内でもこういう話出たんだよね。確かに歌も演技も出来る、でも、、演技力はAちゃんの方がズバ抜けてるよねみたいな。しかも、スター性っていうの？そういうのも全部、Aちゃんの方が勝ってる。と、オレは思ってしまった。」

『っ、、』

何も言葉が出なかった。

こんなこと言ったら自画自賛してるみたいに聞こえちゃうけど、、

私は片寄さんを抜かそうとか、そんなつもりで演技した訳じゃない。

正直自分もここまで演技出来るとは思ってなかった。

少しでも、私達のグループを全国に広めたかった。

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