兄弟に愛され過ぎて困ってます (ページ48)

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咲夜視点
女子達が走ってもう数時間経った。
女子が達は続々とゴールしているがAの姿は見当たらない。

このままゴールしなければ失格となってしまう。
先生「Aさんがまだですね」

咲夜「次、男子が走る番ですよね？その時、俺がAを助けて一緒にゴールします」

先生「でも．．Aさんは失格に．．」

咲夜「お願いします」

俺は深く頭を下げた。
茜「私からもお願いします」

咲夜「八雲．．」

茜「Aは今日のために一生懸命練習してたんです。だから失格にはしないでください」

八雲も頭を下げていた。
先生「二人共頭を上げて。生徒達に頭を下げさせるのはいけないわね。分かったわ！Aさんは失格にはさせません」

咲夜「ありがとうございます」

先生「それじゃあよろしくね。望月くん」

咲夜「はい」

俺はスタート位置についた。

A視点
もうそろそろ男子達の番だ。
私は失格か．．
私はそう思いながら座りこんでいた。

咲夜視点
先生「よーい」

ﾊﾟﾝｯ
スタートと同時に一斉に走り出した。
俺は周りを見渡しながら走っていた。
その為、どんどん抜かされていたが俺は気にしなかった。

章大視点
Aがまだゴールしてないと聞き俺は焦っていた。
先生に聞きに行こうと思ったが咲夜に先を越されてしまった。
俺は諦めスタート位置についた。
先生「よーい」

ﾊﾟﾝｯ
スタート同時に一斉に走り出した。