兄弟に愛され過ぎて困ってます (ページ35)

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A視点
数時間後．．
私達は頂上に辿り着いた。
頂上に辿り着くと春くんが真っ先にやって来た。
春「あっ、いたいた〜！先生から話聞いたよ。二人共無事？」

A「うん、私は咲夜に助けてもらったから」

咲夜「俺も大丈夫だ」

春「なら良かった」

春くんは歯を見せ笑っていた。
A「あれ？茜は？」

春「八雲ならどっかいったぞ、なんか元気なくてさ話しかけにくかった」

A「私捜してくる」

私は茜を捜しに行った。

茜視点
私は章大くんに振られとても落ち込んでいた。
Aが崖から落ちて心配していたが応援してくれたAを見ると顔を合わせにくかった。

しばらくすると私を呼んでいる声が聞こえた。
聞き覚えのある声だった。
A「ﾊｧﾊｧ．．いた」

Aはとても疲れている。
きっとずっと捜していたんだと思うと失礼な気持ちが出てきた。
茜「どーしたの？」

私はAにバレないよう笑顔を装ったがAに見破られてしまった。
A「正直に言ったら？本当は辛いんでしょ？」

私はAにそう言われ一気に涙が出てきた。
するとAは私を抱きしめてくれた。
茜「章大くんに振られたの．．」

私が話すとAは頷きながら慰めてくれた。
涙が収まるまでAはずっと側にいてくれた。
茜「収まったよ、ありがとう」

A「よーし、じゃあ今日は茜のために私が奢ってあげる」

茜「ありがとう」

私はAに飛び付いた。
Aはとても照れていた。