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咲夜視点
こっちに来る子がいた。
俺はその子が誰か一瞬で分かった。
咲夜「どーした？」
A「いや、咲夜が見えたから」
咲夜「そっか」
A「そういや持ち物検査した？」
咲夜「した。パーフェクトだった」
俺は歯を見せ笑ってみせた。
A「良かったね」
咲夜「おう、そっちは？」
A「パーフェクト！」
Aはピースをしていた。
咲夜「そっか、良かった。じゃあ班の人と集まって山登り行くか」
A「うん、呼んでくるね」
よく見るとAのスカートはとても短くて気にくわなかった。
しばらくして、八雲とAが来た。
俺の隣には親友の春がいた。
春「あっ、Aちゃんだ。俺のこと覚えてる？」
A「んーっと．．」
Aは首を傾げていた。
春「そっか覚えてないのか残念。俺は九條春」
A「あっ、思い出した！中学の時、咲夜について相談に乗ってくれた」
春「そ！思い出してくれて良かった」
A「あの時はありがとう」
春「いいっていいって」
春は歯を見せ笑っていた。
咲夜「はい、そこまで」
俺はAを引っ張った。
春「ﾁｪｯ、咲夜は相変わらずヤキモチ焼きだな」
咲夜「うっせぇ、いいから行くぞ」
春「はーい」
春は俺の元に寄ってきた。
咲夜「お前くっつくなよ」
春「まぁまぁいいじゃん」
俺は離れAの元に寄った。
春「えー」
A「ｱﾊﾊｯ、春くんやめたら？咲夜嫌がってるよ」
春「はーい」
春は離れてくれた。
それから山登りを始めた。
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作者名：月影ユリ | 作成日時：2018年2月13日 19時
