兄弟に愛され過ぎて困ってます (ページ27)

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A視点
章大「あれ、忠義お兄は？」

A「あっ、もう行きました」

章大「なんだ〜。つまんないの〜」

章大お兄は頬をﾌﾟｸｰと膨らませていた。
A「ﾌﾌｯ」

章大「なんかおかしいか？」

A「いえ、忠義お兄のことすごい好きなんだなぁと思って」

章大「まぁ一番好きなのはAだけどね」

章大お兄はたまに恥ずかしい言葉も言ってくることが意外だ。

章大視点
Aは忠義お兄のマフラーを巻いていた。
章大「マフラー、忠義お兄の？」

A「はい、さっき寒そうにしてたら巻いてくれたんだ〜」

Aはニコニコと僕の顔を見ながら話していた。
僕は忠義お兄のマフラーを外し僕のマフラーを巻いた。
章大「デート中はこっち着けてて」

A「うん」

章大「じゃあ行こうか、やっぱり定番はあそこだね」

Aは首を傾げていた。

僕は観覧車乗り場に近づこうとした瞬間、なにか見覚えのある顔が見えた。
それはお兄達だった。
これじゃあ観覧車に乗れない．．
僕は諦め、違うアトラクション乗り場に向かった。

適当に歩いていると空中ブランコ乗り場の近くに来た。
横を見るとAは目をｷﾗｷﾗと輝かせていた。
章大「乗りたいんか？」

A「うん」

Aが満面の笑みを浮かべたので俺は乗ることにした。
空中ブランコをしている時、Aはとても楽しそうにしていた。
A「楽しかった」

章大「それなら良かった。じゃあ戻ろか、お兄達は駐車場か入口に居るやろ」

僕達はお兄達の元に向かった。