恋なんて。【忍たま】 (ページ3)

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食堂にて、忍たま、くのたまたちは賑やかに朝食を食べている。

しかしその中で一際緊張感を放っている2人…Aと食満留三郎。
そんな2人を見て溜め息をつく男、立花仙蔵。

そしてその隣には気にせずに食事をとっている潮江文次郎。どうやらいつもの光景らしい。

「はぁ…、いい加減にしろお前たち…食事中だぞ？」

とうとう痺れを切らした仙蔵が喝を入れる。
しかしAは頬を膨らませ仙蔵に反論をした。

「だって留三郎が私の団子を食べたんだぞ！？」

「だからそれはお前が残してたから食べていいのかと思って…！」

「朝食で団子なんて滅多にないのに…！最後に食べようと…思ってたのに…！」

仙蔵は目の前の彼女に頭を抱える。
何故そんなしょうもない事を…。それに彼女は昨日団子をたくさん食べていたではないか。

「ううっ…！団子が無いと力が出ないぞ…！」

「昨日たらふく食ってたくせに…なあ仙蔵？」

「全くだ」

仙蔵と留三郎に言われて少し気になったのか、自分のお腹をさするA。

そんなAを見た文次郎は鼻でフッ、と笑う。

「おいおいA…、お前もしかして太ったか？鍛錬不足じゃねえか？」

「いや団子の食い過ぎだろ」

「くっ…正論だから言い返せない…！留三郎と文次郎のくせに…っ！」

Aの発言に「くせにとはなんだよっ！」と楯突く2人に仙蔵はやれやれ、と肩を落とした。

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