早く ページ42
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「それにしても、おかしいですね。
いつもならこの部屋は多くの隊員が利用しているのですが、今日は異様なくらいに誰もいませんね」
Aは液晶キーボードのエンターキーを押すと、顔を動かさずに目だけで辺りを見回した。
並んでいるパソコンの数からして、普段は相当な数が使用されているのだろう。
確かにそう考えてみれば異様な光景だ。
『過去』の世界も似たような現象が起きていた。
誰かしらすれ違ったりする施設の廊下でさえも、人の気配すらなかったな……
「……居場所が特定できました。第三支部に向かいましょう」
パソコンの画面に表示された数字を確認して、Aは早々に部屋を退出した。
「ンだよ、ここ」
次の場所は、エレベーターのような装置が設置されている広い空間。
「私たちがいるここは『本部』。この組織は全部で第五支部まであるので、基本、施設を移動するときはこの装置を使います」
装置にパスワードや何やらを入力したAが " 起動 " のボタンを押すと、俺たちを乗せる床がフッと青く光った。
一瞬身体が浮遊感に襲われたが、2秒後には身体は元通りに戻っていた。
顔を上げると、『本部』と書かれていた先程のもの違って、目の前の壁には『第三支部』の文字が書かれていた。
「急ぎましょう。彼はおそらく、この通路の先にいます」
俺たちはエレベーターから降り、灯りのない真っ暗な通路を進んだ。
コツ、コツ、と靴音が廊下に反響した。
2人で歩いているくせに、やけに足音が少ないなと、不審に思った。
Aは訓練されているから、足音が鳴らない歩き方をしているのかと、一瞬思ったが……
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿A、？」
ふと気づいて振り返り、俺は彼女の名前を呼んだ。
彼女は、いつの間にか
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瑞樹(プロフ) - この作品大好きです！ 更新を楽しみにしています！ (2022年12月8日 20時) (
レス) @page39 id: 92b8932be0 (このIDを非表示/違反報告)
フユフユ - これ最後夢主ちゃんとかも幸せになって欲しい (2022年6月26日 21時) (レス) @page29 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
むらかみ。(プロフ) - 新作待ってました！前作楽しませて読ませていただきました！！突然で申し訳ないですが、イメ画描かせてもらってもよろしいでしょうか？少し遅くなってしまうかもですが…(失礼)更新頑張ってください！！応援してます！！！！！ (2021年12月29日 20時) (レス) @page6 id: 49021efb12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - あのさん» ありがとうございます！！！頑張って更新進めていきま〜す！！！ (2021年12月12日 19時) (レス) id: 3af9d9c4f9 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 新作ですね！前作では完結おめでとうございます！(遅い)更新待っております！ (2021年12月12日 18時) (レス) @page15 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年12月8日 19時
