誰よりも ページ19
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逃げる？私と泡瀬さんが？
「な、何を言って……貴方だって その怪我…」
「そんなこと言ってる場合か！！
八百万さんだって人のこと言えないでしょ！？」
敵からの『炎』で焼かれ、火傷の跡をつくりながらも、負けずに攻撃を仕掛けるAさん。
何度も倒れて、倒れて。
それでも土を握りしめて立ち上がる彼女の姿に、胸が痛くなる。
「は…やく！……逃げろ、って」
「その身体じゃ、もうお前戦えねぇだろ！？
俺も戦う。だから」
「ダメだ。…お前には、八百万さんを…運んで、もらわな」
突然、言葉が途切れた。
「何お話ししてんだよ。
敵は俺だ。俺に集中しろ」
目の前の光景に 無意識のうちに呼吸を止めていた。
Aさんが、ツギハギだらけの男に首を絞められている。
「うぐっ、………ひゅっ…」
「Aさん！！！」
「あーあ。仲間想いは時には足枷になる。
そのくらい分かるだろ？頭良いんならさ」
「うるっせぇ…なっ！！」
『氷結』が飛び出し、男を包み 動かなくした。
支えを無くしたAさんが そのまま地面に落とされる。
「かはっ、けほ……ごほっ！」
「おい、お前」
「早く…しろ、って！
私は大丈夫だ！こいつはちゃんと倒せる！
生きて帰って来れるから！！
だから、お前は八百万さんをつれて逃げろ！！」
「でも、」
「お願いだから、八百万さんを助けてあげて！
＿＿＿＿ヒーロー！！」
振り絞るようにして叫んだその言葉に動かされるようにして、泡瀬さんが立ち上がる。
「帰って、こいよ…！
言うこと聞いてやるから、ちゃんと生きて帰ってこいや！！！」
「うるせぇ、分かってるっつーの」
追い払うようにして手を動かした彼女。
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目を開けた彼女の姿をもう一度見たのは、あの時から数日経った後だった。
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ゆきや(プロフ) - さくらんぼさん» 夢主ちゃんを、どうしても「生徒」として見てしまう相澤先生が見たかった。うん。 (2021年10月23日 9時) (
レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 相澤先生との絡みが好きなんだが。はぁ〜好きです。 (2021年10月22日 23時) (レス) @page46 id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - あのさん» いつもコメントありがとうございます！！うん、頑張る。頑張りまするぜ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 猫毬かなめさん» わぁぁ！！コメントありがとうございます！！！そんなに喜んでもらえるなんて……照れますな(*´꒳`*)まだまだ頑張りますので、最後まで宜しくお願いします！！！ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
あの - ゆきやさん(；ω；｀*)このお話後ちょっとで終わるんですか( ｡ﾟДﾟ｡)終わらせないでぇぇぇ(。>д<)(訳:終わって欲しいけど終わって欲しくない)頑張って下さいぃぃぃ (2021年10月20日 18時) (レス) @page42 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年9月24日 22時
