林間学校 ページ11
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期末考査が(何人か犠牲者を出しながらも)無事終わり、林間学校が始まった。
かと言っても何処に行くかは教えてくれなかったので、とりあえずバスに乗っているというところである。
「……青山、大丈夫？」
「めっ…メルスぃ……☆」
前の席の青山が、座席を二つ使いながら横たわり、腹を抱えて仰向けになっていた。
青山の隣に座っていた焦凍は、避難先として私の隣に移った。
「ありがとうA。お前の隣が空いていてよかった」
「言い方よ言い方」
別に 女子にはぶられたとか、嫌われてるとかないから。
うちのクラスの女子が奇数で、私が一人でもいいよって譲っただけだから。
「……ねぇさ、焦凍」
「なんだ」
「焦凍の『左』って今どんな感じなの」
「どんなって別に。使う機会は増えただけだ」
「う〜ん…そういう意味じゃないけど、」
「？…なんだ」
「『左』使ってて、抵抗とかはない？」
焦凍は
そう思ってしまった。
でも、それがどうだから自分はどんな気持ちになるとか、そういうのは明確には分からないけど。
「……お前は、どうなんだよ」
「どうって、そんな…」
「
『左』を使っているからって、全部を受け入れたわけではない。あいつがお母さんや、Aにやったことは 許されるものでもない」
そう言いながら、焦凍は私にもたれかかってきた。
「でも、人はちょっとしたきっかけで変わることができる。体育祭で、そう学んだ。
お前だって、職場体験後から少しずつ 笑うようになってきただろ」
サーのおかげ、だね。
確かに『笑い方』っていうのは学べたかな。
「だから、もう少し色んなことの様子を見てぇ。
ただ……それだけ、だ」
ふっ、と身体に重みがのしかかる。
横目で見ると、焦凍が私の肩に頭を預けて 寝息を立てていた。
「……そうだね」
焦凍の温もりを感じて段々瞼が重くなってきて、
私も焦凍の頭に寄りかかって目を閉じた。
＊＊＊＊
(その後のバスでは)
「…(パシャッ)」
「誰だiPh●neで撮影したやつ！？Sn●wで撮れ。シャッター音入ってんぞ！」
「おい丸顔、テメェそれ寄越せ」
「ええよ！1000円な」
「乗った」
「乗るなよ！？」
双子の撮影会が開催されていた。
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ゆきや(プロフ) - さくらんぼさん» 夢主ちゃんを、どうしても「生徒」として見てしまう相澤先生が見たかった。うん。 (2021年10月23日 9時) (
レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 相澤先生との絡みが好きなんだが。はぁ〜好きです。 (2021年10月22日 23時) (レス) @page46 id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - あのさん» いつもコメントありがとうございます！！うん、頑張る。頑張りまするぜ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 猫毬かなめさん» わぁぁ！！コメントありがとうございます！！！そんなに喜んでもらえるなんて……照れますな(*´꒳`*)まだまだ頑張りますので、最後まで宜しくお願いします！！！ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
あの - ゆきやさん(；ω；｀*)このお話後ちょっとで終わるんですか( ｡ﾟДﾟ｡)終わらせないでぇぇぇ(。>д<)(訳:終わって欲しいけど終わって欲しくない)頑張って下さいぃぃぃ (2021年10月20日 18時) (レス) @page42 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年9月24日 22時
