歪んだ愛 ページ27
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「あっ、A。おかえり〜」
冬美姉さんの声に反応する。
帰って来た、Aが。
何を焦っているのかは分からなかったが、足が勝手にAのいる方へと動いた。
頭が、脳が、Aを求めている。
「おい。何処行ってたんだよ」
また道を塞ぐようにしてAの前に立つ。
「…何度も言わせないでよ。もう放っておいて」
そのまま俺の横を通り過ぎようとしたところで、Aの腕を引っ張り、早歩きで俺の部屋の方に連れていく。
「えっ、ねぇちょっと！何なの…！？」
抵抗しようと俺の手を剥がそうとするのに対し、俺は握る力を強くした。
左手で襖を開け、右手で掴むAを乱暴に部屋の中に投げ入れる。
「痛ッ！…ねぇ、何するつもり」
立ち上がろうとするAを上から馬乗りになる。
「ねぇ、ほんとに何！？やめてよ！！」
暴れるAの腕を頭上で纏め上げ、制服の上着をたくし上げる。
白いお腹に割れる腹筋の線をすっと撫で、横の火傷の跡に触れる。
「ひっ……！」
「おい。お前、何で火傷なんかしたんだ」
「……な、なに。何だっていいでしょ」
恐怖で怯えているせいか、声が震えている。
「あと、腹筋。筋トレなんか今までしてこなかっただろ」
「……別に人が鍛えていようがいまいが勝手でしょ。
あなたに態々教える必要ないわ」
静かな睨み合いが続く。
「お前、もう学校以外の要件で家の外に出るな」
「は、はぁ？意味分からない。
さっきから焦凍は何を言っているの！？」
「このこと、親父に言うぞ」
途端に黙り込んだA。
親父を使うのは胸糞悪いが、これ以外に黙らせる方法はない。
「言われたくなかったら、俺の言うことを聞け」
「………」
握る力を弱めると、自力で俺から抜け出してすぐに出口まで逃げて言ったA。
「…ほんっと。最低」
涙目になりながら睨むあいつの姿が、妙に頭から離れないものだった。
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名無しさん(プロフ) - ゆきやさん» ありがとうございます！頑張って下さい！ (2021年9月11日 9時) (
レス) id: 973d1bdfc4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - さくらんぼさん» うぇぇえええい↑↑↑この先からの展開がメインなので、新章でもよろしくだせ〜！！！ (2021年9月11日 9時) (レス) id: 4e91871b88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 名無しさんさん» あぁごめんなさい！新章はもう少ししたら上げる（準備中）なので、少々お待ち下さい。ごめんなさい！！！！早く準備終わらせてきます！！！！ (2021年9月11日 9時) (レス) id: 4e91871b88 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 突然すいません！うらつく初めて歯が浅いのでわからないことが多くこの作品のパスワードがわからないのですがお聞きしてもいいですか？お願いします！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 973d1bdfc4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ゆきやよ、君の作品は世界二に俺は大好きだよ。世界一はもちろんゆきやだぁ！！(例の茶番です)題名の伏線(？)大好きっす！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年8月19日 17時
