全員集合 ページ38
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白布side
「Aちゃん、やっぱ上手いね。スパイクの打ち方は若利くんのとそっくりだ」
パワーは及ばないけど、なんて余計なことを言う天童さんを俺は睨みつけた。
「昔から共に練習することが多かったからな。自然と似てきたんだろう」
「昔のAちゃんって、どんな感じだったの？」
「今とはだいぶ違うな。感情の起伏が激しくて誰よりも負けず嫌いだったから、試合に負けた日はよく泣きじゃくっていたな」
「へぇ〜………想像つかないネ」
俺も、初めてマネージャーとして知り合った時は 隙のない完璧な人なんだと思っていた。
けれど付き合いが長くなってきてから、Aの色々な側面が見えるようになってきた。
一つのことにひたむきになれるところ。
考えすぎてつい悲観的になってしまうところ。
調子がいい時は驚くほど物事が上手く進むところ。
小さな助言で、一気に巻き返せるところ。
きっと天童さんは、本当のAを知らないのだろう。
そう思っていると、自然と口角が上がってきた。
「けんじろー、何笑ってんの？」
「………いえ。なんでもないです」
「あっ！川西さんたち来ましたよ！」
まるで飼い主の帰還を喜ぶ犬かのように、五色が嬉しそうに指を差した。
その先には、太一や瀬見さん、山形さんや大平さんたちがいた。
「おそいよぉ〜！もう試合始まってるって！」
「悪い悪い」
「これでも早めに来れた方なんだぜ？川西のバイト先の店長が融通利かせてくれたんだよ」
太一がバイトのシフトのせいで試合観戦に遅れるということで、あとから一人で来させると可哀想だからと気を利かせてくれた先輩たちが付き添ってくれた。という形だ。
まさかAが決勝に進むと思っていなかったらしく、何も考えずにシフトを入れた太一が完全に悪いのだが。
「これでようやく揃ったな」
「元選手たちが総出で マネージャーちゃんの晴れ舞台を見に来るなんて、なかなか面白い話だよネ」
「ぶっちゃけ保護者会みたいなもんだけどな」
「保護者会ww」
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ゆきや(プロフ) - ワカさん» 本編を最後までお読みいただき、ありがとうございました！喜んでいただけてとても嬉しいです！！ワカ様もどうぞお身体にお気をつけてください。 (4月6日 17時) (
レス) id: 0a45871910 (このIDを非表示/違反報告)
ワカ - 私もハイキュー大好きで、これ読んでたら自然に涙が流れて来ましたwでも、それくらいこの作品は魅力のある話だと思っています。今後共体に気おつけて頑張ってください！！この作品ではお疲れ様でした！(´；ω；｀)ｳｯ… (4月4日 17時) (レス) @page50 id: 98e979a673 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 神無月さん» コメントありがとうございます！ハイキューは本当に奥が深い作品ですよね、！！同じ気持ちの人がいて嬉しいです (1月17日 21時) (レス) id: 0a45871910 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - 面白かったです！やっぱりハイキュー最高ですね！ (1月9日 16時) (レス) @page50 id: f275669b86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - るれろさん» わかりにくくてすみません！ネタバレさせてしまって申し訳ないて゛す……。第一章からゆっくり楽しんでいただけると嬉しいです！！ (12月4日 17時) (レス) id: 270ca5dafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2023年11月11日 15時
