センパイたち ページ36
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「＿＿＿＿いやぁ、まさか
しかも全国の決勝だヨ！？やばくね？」
白鳥沢学園OBの天童が、パンフレットに齧り付いたまま顔もあげずに歩いていると、同じくOBである牛島が彼の首根っこを掴んだ。
「危ないぞ天童、読み歩きをするな」
「くそっ、俺だって全国……クソッ！」
「五色、お前そろそろ糞になるぞ」
「なりませんから！！」
白鳥沢男子バレー部は春高県大会の準決勝で烏野に敗れ、全国大会には届かなかった。
その試合が終わってから1ヶ月以上経つというのに、五色は今だに敗北を悔しがっていた。
「そういえば賢二郎、Aちゃんとは上手くやってる？」
2階の観客席の手摺りから身を乗り出そうとする白布に、天童が肩を組んだ。
「……上手く、とは何ですか」
「とぼけないでよネ。2人がカップルみたいに仲良しなの、他の人から聞いたんだから」
「む？天童、知らないのか」
「え、何が」
「2人は『お付き合い』というものをしているぞ」
「は………はぁあああああああ！？！？！？」
「天童さん、知らなかったんですか？」
「知らないし聞いてないヨ！
てか賢二郎やワカトシくんはともかく、何で工が知ってるの」
「俺は3年間連続でAと同じクラスでしたし、部活以外にプライベートの相談とか乗ってました」
「Aがお前なんかに相談してたってのが腹立つけどな」
「白布さん酷い！」
突然、騒ぐ4人(正確には主に2人)の声が聞こえなくなるくらいの、大きな歓声が湧き上がった。
「……おっ、Aチャンたちのお出ましだ」
艶のある黒い髪を靡かせ、1番を背負う少女が集団の先頭に立っていた。
観客席でファンが振る手作りうちわに気づいたのか、彼女は笑顔で手を振ったり、手でハートの形を作ったりした。
すると、たちまち黄色い歓声や雄叫びが飛び交った。
「あの子、若利くん以上にモテモテだね。これじゃあ最早アイドルよ」
「うちのAが魅力に溢れているのは当然です。
まぁ、
「うわぁ………彼氏さんも大変だネ」
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ゆきや(プロフ) - ワカさん» 本編を最後までお読みいただき、ありがとうございました！喜んでいただけてとても嬉しいです！！ワカ様もどうぞお身体にお気をつけてください。 (4月6日 17時) (
レス) id: 0a45871910 (このIDを非表示/違反報告)
ワカ - 私もハイキュー大好きで、これ読んでたら自然に涙が流れて来ましたwでも、それくらいこの作品は魅力のある話だと思っています。今後共体に気おつけて頑張ってください！！この作品ではお疲れ様でした！(´；ω；｀)ｳｯ… (4月4日 17時) (レス) @page50 id: 98e979a673 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 神無月さん» コメントありがとうございます！ハイキューは本当に奥が深い作品ですよね、！！同じ気持ちの人がいて嬉しいです (1月17日 21時) (レス) id: 0a45871910 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 - 面白かったです！やっぱりハイキュー最高ですね！ (1月9日 16時) (レス) @page50 id: f275669b86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - るれろさん» わかりにくくてすみません！ネタバレさせてしまって申し訳ないて゛す……。第一章からゆっくり楽しんでいただけると嬉しいです！！ (12月4日 17時) (レス) id: 270ca5dafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2023年11月11日 15時
