魔法の手 (ページ31)

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ep.31 ページ31

家に帰るとジウは
とりあえず救急箱を
探すのを手伝ってくれた
学校に行くのに隠すためだけに
近くの薬局で急遽買っただけで
傷がどんな状態なのかとか薬は塗るのかとか
なにも知らない状態だと伝えたら
ジウはまったく、と呆れながらも
私の面倒を見てくれた

「..ジウはいっつもおんにみたいに
私の世話してくれるよね、有難う、笑」

JW「まったく、同級生なのに
2,3個下の妹みたいだよ笑
....本当に救急箱ないね、あるんだよね？」

「あるにはあるんだけど..
最後に見たのがいつかも思い出せない」

JW「捨てたとか？そんなはずないよね～..」

ピーンポーン

「？こんな時間に誰だろ..
ちょっと待っててね～ジウ、」

JW「テテだったら開けちゃだめだからね
合鍵とかないよね？」

「うん、ないよ、大丈夫」

インターホンのモニターで確認すると
そこにはホソクおっぱが佇んでいて
帰ろうとしたのを見て慌ててインターホンで
待ってとだけ叫んで玄関を開けた

「っ、..ホソクおっぱ！」

JH「びっくりした..っ、てか
...Aちゃん、いろいろ聞きたい事が
あるんだけど中に入っても平気？」

「あ、....うん、友達のジウが居るけど
全然平気、入って？」

JH「お邪魔します、」

ホソクおっぱとリビングへと入ると
ジウは少し安心した顔をした

そうだよね...いくらジウが
しっかりしてるからって同い年だもん
友達がこんなになってたら内心不安だろう
私とジウが逆の立場なら不安で仕方ない

「ジウ、知ってるよね？笑
ホソクおっぱです」

JH「初めまして、ジウちゃん
チョンホソクです、よろしく」

JW「初めまして、どうも..」

JH「んー..と、とりあえず色々
聞きたい事はあるんだけどその前に
何か探してるんだよね？この状況、笑」

「そう笑救急箱を探してて..」

ホソクおっぱも加わり3人で
家のあちこちを探し回った結果
押入れの一番上の棚に発見し
ホソクおっぱが取り出してくれた

JH「ほい、どうぞ」

「有難う、おっぱ」

JW「..平気？それ、取ってもらっても」

JH「あ、俺、居ない方がいい、かな？」

「別に大丈夫、結構な痣っぽいから
酷いけど..それが大丈夫なら笑」

JH「大丈夫、何か手伝えたら手伝うよ
俺の姉ちゃん看護師だからさ俺もなんとなく
姉ちゃんの実験台にされるから分かる笑」

「なら大丈夫、笑」

一応伝えてからテープを外しガーゼを取ると
ジウもホソクおっぱも顔をしかめて
ジウに至っては泣きそうな顔をしていた