魔法の手 (ページ20)

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ep.20 ページ20

結局私はテテと
恋人関係をこれからも
続ける事になり
ホソクおっぱの事はただの知り合いの
仲良しな美容師のおっぱという事に
すると決めた

放課後、楽しそうにテテは
行きたい場所があると
私と手を繋いで電車に乗り込んだ

「どこ行くの？」

TH「ひーみつ、！」

それからしばらくすると
懐かしい景色が目の前に広がった

なんで、ここに..

そう思う私のことなんて気にもせずに
テテは私の手を引きながら
そこに入っていってしまった

チリンチリーン

RM「いらっしゃいま、..Aちゃん！」

JH「Aちゃん？！」

「....」

TH「予約してないんですけど
髪って切ってもらえます？」

RM「あ、..ああ、はい、
今日は空いてるので大丈夫ですよ」

TH「指名したいんですけど、
そちらのお兄さんに」

JH「俺、ですか？」

TH「Aの知り合いの人でしょ？」

「え？..あ、うん、..」

TH「なら良いでしょ？別に
お兄さん、お願いします
Aのカット」

「わ、私？」

いきなりの状況に私だけじゃない
ホソクおっぱもナムジュンおっぱも
頭が追いついてないみたいで
テテだけが話を一方的に進めてる

ようやくなんとなく理解した私は
テテを止めにかかった

「ま、待ってよ、テテ
私別に髪切る予定ないし..というか
そもそもお金だってそんなにないよ
学校帰りだし..突然だとおっぱたちにも
迷惑になっちゃうでしょ？」

TH「俺が髪を切って欲しいの
その髪型のA飽きたから
お金なら俺が払うし空いてるんだから
迷惑かけてないでしょ？
違いますか？お兄さんたち」

RM「まあ..空いてるから、平気ですが、..
切りたくないなら切らなくても
毛先を整えるだけとか」

TH「だめ、切ってもらうから
俺の理想の髪型にしてくれるよね、A
絶対にもっと可愛くなるから..ね？」

「....」

結局テテにほぼ強引に話を進められて
断っても絶対に何度でも
ここに連れて来られると思い
仕方なく頷いてホソクおっぱに
促されるがまま席に着いた