魔法の手 (ページ14)

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ep.14 ページ14

JH「もう外暗いね
家まで送るよ」

「え、大丈夫ですよ？
友達と遊んでてこのくらいの時間とか
結構ありますし..平気です！」

JH「だーめ、女の子なんだから
何かあったら危ないでしょ？
男が居る時は送らないと
待ってて荷物取ってくるから」

「..有難うございます」

荷物を取ってきたホソクおっぱは
お店の戸締りをして一緒にお店の裏口から出て
この間のように歩いて帰った

JH「Aちゃんそっち、」

「？？はい」

JH「ふふ..なんで？って顔してるけど
当たり前だからね？」

「？？？？」

JH「ふは、いつも彼氏にされてるでしょ？
もしかしてAちゃんって鈍感？笑」

「え、本当にわかんないです、笑」

JH「これ言ったらなんか..
恩着せがましいっていうか
男らしさ減ると思うんだけど...笑
こっち、車道だから危ないでしょ？」

「..ああ、そういう事か！
優しいですね、おっぱ」

JH「何言ってるの、思い出してごらん？
彼氏にいっつもされてるって笑笑」

「そう、ですね？笑笑」

おっぱに言われて思い出してみても
全然記憶にないしむしろ私はいつも
車道側歩いてた気がする
この道もいつも左を向くとテテが居た
今は右を向くとホソクおっぱが居て
左はお店の壁や路地

そう思うと女の子扱いっていうの
テテからされた事ない気がする..

JH「Aちゃん？」

「え、..あ、はい？」

JH「どうかした？具合悪い？」

「いえ！ぼーっとしてて笑
学校って朝早いから眠いですよね」

JH「分かる！学校ってもう少し
遅く始まりでも良いのにね～笑」

ホソクおっぱと話してるとあっという間で
もう家に着いてしまった
それがなんだかとても寂しく感じた

JH「じゃあね、Aちゃん」

「はい、...また明日」

JH「？...ふふ、うん、また明日ね
待ってるよ、お店で」

「..はいっ、！」

少しびっくりしたような
どういうこと？みたいな顔をしたけど
待ってるって言ってくれたおっぱに
私の胸は高鳴っていた