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最高のプレゼント7 ページ18

「『逮捕術ができませんでした。次は頑張りたいです。寝てました。今度は、寝不足にならないように気をつけたいです。そのためにも、今日の訓練はなしにしてくれませんか?』
おい、A!」
「は、はいぃっ!!教官!」

周りからは笑いが溢れていた。







「あのハゲ……」
「おい、A!」
「は、は、はいっ!!申し訳ご……って驚かせないでよ。」


松田、許すまじ。


「陣平ちゃん似てる〜!」
萩原さん、気楽に言わないでください。



「どうしたの、三人で。」

そこへ昼食を持ってきた紗奈ちゃんが来た。

救世主現れたり!
私は、紗奈ちゃんに助けを求めた。




「さすがに、あの報告書はないだろ。」
「報告書なんだから、報告すればいいんでしょ。」
「いや、あのレベルはないよ。」
昨日のせいで、寝不足だっていうのに。

なんで私機動隊に入ったんだっけ?


そんなことを考えていると、目の前で美味しそうにカレーを食べている松田さんと目があった。




原因はこいつだったわ。


いつもなら、キャ〜!となって、見惚れているところだろうけど、今日はわけが違う。


見ても、カレー美味しそうとしか思えない。

私、病気かも。


松田さんを見て、こんな気持ちになるなんて……



「で、どんなのだったの?」
「紗奈ちゃん、聞いてなかったの?みんな大爆笑だったよ。」

萩原は余計なことを言うな。

「あぁ、あのとき寝てたわ。」

だいぶ、お疲れの様子ですね。




「「はぁ。」」

紗奈ちゃんと私は二人してため息をついた。


「どうしたんだよ、二人して元気ないじゃん。」


「「別に……」」


「恋人の俺にもその態度って……」


紗奈ちゃんも寝不足なのかな?

今日は紗奈ちゃんと当番の日だから、休憩時間にでも聞いてみよう。

今日に限って、当番なんて、最悪。
ただでさえ、寝不足だというのに、今日はほぼ一日仕事なのだ。



私の運勢は、この前急激に上がったときから、急激に下がっていっているのかもしれない。

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  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆


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作者名:sena | 作成日時:2021年12月30日 0時

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