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二話 ページ2
「はぁ??」
学校から帰宅し、これから友達の一真達とサッカーしに行くっていうのに、いきなり母さんから呼び止められてしまった。
いつも口煩い母さんは真剣な表情で、以下のことを言ってきたものだから、思わず飲んでいたカルピスのボトルを落としそうになった。
「だから、美優が…病気になったの」
目を伏せて静かに告げる母さんはどこか泣きそうに歩見える。こんな暗い空気、なんだか気味が悪い……
「な…なんだよそれ。いきなり病気とか言われてもわかんねーし!オレ、一真達とサッカーしてくるから!」
「あ、ちょっと優也っ…、待ちなさい!!」
後ろで母さんが必死に止めていたがとにかく逃げた。
急に病気とか言われたって、わかるわけない。
最近父さんに買ってもらった新しいスパイクを履いて、お気に入りのサッカーボールを持って、オレは必死に走った。
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作者名:京香 | 作成日時:2018年10月10日 18時