# ページ7
Aside
う「Aさぁ…俺が寝てると思ってセンラといちゃいちゃしてたでしょ？」
あ「ちがうっ…」
う「何が違うって？楽しそうに飯食ってたり、髪の毛乾かす約束なんかしちゃってさ。」
「それはだって、せんらが」
う「そんなん関係ない。なんでセンラなの、俺の方がいいでしょ？ねぇ…」
そう言ってうらたは、ゆっくりと手を絡めてくる。
「っ…」
「真っ赤だよ？ねぇ…そんなに緊張してんの？Aのせいなのに。」
耳許で話されると、私はとことん弱い。
「っ…」
唇を噛んで必死に吐息に耐えるが、それを知ってか知らずかうらたはずっと耳元で囁いてくる。
「そろそろさ、決めなよ…
俺にするか、彼奴にするか。今なら、分かるでしょ…??どっちを取るか…」
うらたは絡ませた手を離し、肌をなぞりながらどんどん上にあげていく。
「やめ、っ」
「腕、綺麗…白くて、すべすべ…
肩は… 綺麗じゃない。彼奴のキスマーク付いてる…
首もとは、最悪。 色んな男に汚されてきたんでしょ…?」
「そんなことな、ｯ..!」
がりっ。 そんな音がしそうなくらい、強く首筋を噛まれた。
「ほら、こうすればさ、誰も近付かないでしょ、それがセンラでも…」
そう言って耳朶を、ぺろっと舐める。
「ひゃ、」
「見た目がえろいわー。鏡見てみ。」
そう言われて鏡を見ると、赤紫の歯形がしっかりと首筋についている。ここだと、服を着ても見えてしまうだろう。
「ほんとに、やめて、」
「は、いいくせに。」
私が否定の言葉を口に出そうとした瞬間、
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作者名：sen_re: | 作成日時：2018年8月12日 4時
