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少年が五歳の誕生日を迎えても、家族からの対応は変わらなく、いつからか少年は笑えなくなっていた。
誰にも愛されず、見てもらえず、ストレス解消の道具としてしか扱われなかった
そんなある日、姉が突然死んだ
大型トラックに跳ねられ、即死だったらしい
知らせを聞いたあとの両親は狂いきってしまった
「……んで、__んだよ」
「えっ…?お父さんっ?」
「…なんでお前が生きてんだっつってんだよ!(バコッ!」
「ーーっ!!いたっ、」
「お前が死ねば良かったのに!!(バコッ なんでっ!!(ドガッ!あの子が!(バキッ!」
骨が砕けると音とともに、口のなかに血の味が広がっていく。薄れて行く意識のなか、少年は死を悟った
しかし、彼は気がついたら公園にいた
(なんで…?僕は死んだんじゃなかったん?)
両親のせいであまり外の世界を知らなかった彼は、初めての公園と自分の状況に困惑しつつも、自由になれたことに喜びを感じていた
遊具できのむくままに遊んでいると、少女が少年に気がついた
(やばいっ!見られた!!また、ひどいこといわれる…)
思わず少年は固く目をつぶったが、かけられた言葉は思いがけないものだった
『ねぇ!今一人なの?私も一人でつまらなかったから一緒にあそばない?』
「…っえ?僕に言うてるの?」
『うん!あそぼーよ!』
「……君、僕のこと怖くないん?」
『え?なんで怖いの?』
「だって、僕の髪の毛とか目ぇへんやろ?皆、変だって、気持ち悪いっていうんよ」
『そんなことないよ!私は宝石みたいにキラキラしててかっこいいと思うよ!お話に出てくる王子さまみたい!』
初めてかけられた、純粋な暖かい言葉に、思わず少年は泣いてしまった
『えっ!どーしたの?お腹いたいの?』
「ううん…大丈夫(ニコッ」
『!!よかった、笑ってくれたぁ!
笑ってた方がかっこええよ!』
その後、二人は打ち解けあい夕暮れまで遊んだ
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『あ、名前聞くの忘れてたね。私は黒崎A!あなたのお名前は?』
「僕?……僕はセンラ。よろしくね」
『センラくんって言うんだね!じゃあ、今日から友達っ。だからまた遊ぼうね!!』
「……約束な?」
『うん!』
約束
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また君に、会いに行くから
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ぷあ - 私はパクリではないと思いますよ?似たような小説は必ずしもないというわけでもないですしね。絶対に1個以上は、似ている作品あると思います。 (2021年9月3日 21時) (レス) id: 8a193ffee0 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああ - これ、似たよーなのみたことある (2021年7月20日 15時) (レス) id: 35b163cfdb (このIDを非表示/違反報告)
しらす - パクリじゃないと思います!たくさんの小説がある中でひとつも似せずに話を考えろなんて難しいこと出来るわけないですしね。といいますか言葉しゃべれなくて「あ、あぅ」とか言っちゃうセンラさんが天使すぎて理性と戦ってます (2019年5月12日 18時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - 私はぱくりじゃないと思います!なので無理にとは言いませんので帰ってきてほしいです! (2019年4月17日 17時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりりゅりゅー〔こたぬき〕(プロフ) - パクリじゃないと思うで!てか、めっちゃセンラさん可愛ええやん! (2019年2月17日 9時) (レス) id: 1a62889148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃーさん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seyu/
作成日時:2018年8月31日 16時