4夜 ページ5
Aside
場所を変えてここは倉庫
治は呑気にあの変な本を読んでいる
15のときから変わらいな…
敦「……本当にここに現れるんですか?」
太宰「本当だよ、心配いらない」
あぁあ、帰りたーい
太宰「虎が現れても私の敵ではないよ、こう見えても『武装探偵社』の一隅だ」
敦「はは、凄いですね…自信のある人は…僕なんか孤児院でもずっと「駄目な奴」って言われてて______
その上今日の寝床も明日の食い扶持も知れない身で………こんな奴がどこで野垂れ死んだって…いや、いっそ喰われて死んだほうが___ 」
A「えー、とりあえず此奴みたいな自○マニアじゃない限り死ななくていいと思うけど?」
太宰「却説____そろそろかな」
治が天を見上げた
それにつられ敦くんも天を見上げた
ガタンッ
大きな物音がした
敦「今……そこで物音が!」
A「そだねー」
敦「きっと奴ですよ、太宰さん!Aさん!」
あれ、俺名前教えたっけ…?
…あ、治と独歩くんに呼ばれてたからか!
ていうか、敦くんすっごい焦ってる〜
A「落ち着きなよ〜敦くん」
太宰「風で何か落ちたんだろう」
敦「ひ、人食い虎だ…僕を喰いに来たんだ」
敦「ど、どうして判るんです!」
太宰「そもそも変なんだよ、敦君」
あー、始まった もうヤダヤダ。ほんと帰りたい…
治が読んでいたあの変な本を閉じた
太宰「Aも分かってるから渋々付いて来たんでしょう?」
なんで俺に話振るの〜
しょうがないな〜
A「…経営が傾いたからって、養護施設が児童を追放するとは思わない、大昔の農村じゃないんだから…それにそもそも、経営が傾いたのなら一人二人追放してもどうにもならない……半分程減らして他所の施設に移すのが筋でしょ」
敦「Aさん?何を言って_____」
A「君が街に来たのが2週間前、虎が街に現れたのも2週間前」
太宰「君が鶴見川辺にいたのが4日前、同じ場所で虎が目撃されたのも4日前」
太宰「国木田君が云っていただろう『武装探偵社』は異能力の力を持つ輩の寄り合いだと…巷間には知られていないが、この世には異能の者が少なからずいる……その力で成功する者もいれば______力を制御できず身を滅ぼす者もいる」
敦くんが虎になり始めた
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字数の関係で次行きます
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ルナルナ - 初コメ失礼します。辛い時は更新なんてせずにやりたい事をやれば良いのです!気が向いたら、また書けばいいので今は、ゆっくりして下さいな。コメント長々と失礼しました。 (2022年1月3日 1時) (レス) @page23 id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - セバスチャンだと!?黒執事、いいですよね〜 私は死神が推し(聞いてない) 神作品をありがとうございます!!!! ツイステもいいですよね〜 腐の宝箱 (2021年6月2日 6時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 初コメ失礼します笑私もツイステハマりました笑やっています笑 (2020年7月24日 18時) (レス) id: 3c01cb7537 (このIDを非表示/違反報告)
爽雫 - 椿とセバスチャンw出てくると思わなかった!やった!!サーヴァンプだいすきだから嬉しい (2020年6月16日 22時) (レス) id: c8b0ff9423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せん | 作成日時:2020年5月31日 9時