【センラ】推しに恋くらいしていいじゃん？

あなたのもの ページ34

駐車場に着いて車の助手席に乗るとせんくんが私の方に近づいてきた。


え、何されるの


近づいてきた彼の顔は私の首元に。



『っ…』


首元に痛みが走った。


せんくんの顔が離れると、


セ｢ん、ちゃんと付いたな。｣



そう言って首元にできた紅い花を親指でなぞる。



セ｢誰にもやらん、俺のAってことやからな｣



大人の笑みを浮かべて私に軽くキスを落とす。
もうとっくにせんくんのものだし、私のせんくんだよ。


セ｢はいっ、これ！中確認してみてや｣


そう言って渡されたCOACHと書かれたショッパー。


『あ、うん！』


そう言って丁寧に開けていくと、欲しかったあのバッグ。


『え…？』


そのバッグには展示されていた時にはなかった｢Ｓ｣の形になったチャーム。


セ｢Aのセンラ、センラのAってことで買ってみたんよ。これ選んでて会計も遅れた。ごめんな。｣


こんなの…ずるいじゃん。


『大切にする、死ぬまで使う』


セ｢いや新しいの買ったるわw 死ぬまで使ったらボロッボロになるやろ｣


『でも大切にしたいもん…』


セ｢もうほんまに可愛ええんやから〜！そういう所も好きやで〜？よし、ご飯食べ行こ、腹減った｣


『うん、お腹空いた』


セ「よし、しゅっぱーつ！」

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